川越の市街地には、桜の名所がいっぱいあります。3月末~5月初旬にかけて春まつりも開催されるので、お祭りと一緒にお花見も楽しんでみてはいかがでしょうか。
※21年の春まつりについてはコチラ。
今回は川越の桜スポットについて、メジャーどころからマイナーどころまで、たくさんの写真と共にご紹介していきます。
21年の開花予想
目次
- 1 川越桜めぐり名所マップ
- 2 4月には桜祭りも開催 喜多院
- 3 意外な桜の穴場!仙波東照宮
- 4 川越で桜の名所といえばココ!中院
- 5 あまり知られていない桜スポット 光西寺
- 6 超穴場!地元民には有名なお花見スポット 精進場橋
- 7 橋・桜・菜の花を1枚の写真に 弁天橋
- 8 城へ続く桜並木が美しい 川越城本丸御殿
- 9 親子でのんびりお花見できる 三芳野神社
- 10 青春と桜! 初雁球場
- 11 川越氷川神社と新河岸川の誉桜(ほまれざくら)
- 12 静かに桜を楽しみたい方へ 田谷堰(たやぜき)
- 13 かつては太田道灌のお屋敷も 道灌橋(どうかんばし)
- 14 春のお祭りの中心地 蓮馨寺(れんけいじ)
- 15 歴史ある名門校前の桜並木 川越女子高校
- 16 クレアモール商店街の裏にある桜の名所 川越八幡宮
運営者一押しの居酒屋リストはこちら >>
川越桜めぐり名所マップ
マップ上のピンを選択すると桜の写真が表示されます。
往路
川越駅→喜多院→仙波東照宮→中院→光西寺→精進場橋→弁天橋→川越城本丸御殿→三芳野神社→初雁球場→氷川神社と新河岸川の誉桜→田谷堰→道灌橋
復路
道灌橋→蓮馨寺→川越女子高校→川越八幡宮→川越駅
4月には桜祭りも開催 喜多院
830年(天長7年)に創建された国指定重要文化財「川越大師喜多院」(喜多院)。
江戸城紅葉山から移築された「家光誕生の間」や「春日の局化粧の間」など、貴重な文化財が多く遺されています。
4月には春まつり(桜祭り)、6月には蛍祭り、11月には菊祭りが開かれるなどを開催。
21年の対応
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、境内でのお花見宴会やその他少人数での酒宴等は禁止になりました。
桜の鑑賞はできますが、必ずマスクを着用し、周囲との間隔をあけて散策してください。
喜多院について
徳川家ゆかりの地 喜多院と、伝説の七不思議めぐり
桜開花時期の目安
枝垂桜:3月中旬~下旬
ソメイヨシノ:3月下旬~4月上旬
「春日局の化粧の間」などがある建物の前。ここの枝垂桜も立派ですが、開花時期がかなり早いのでタイミングを逃さないように注意してください。
家光公の御手植桜。
多宝塔と桜。
枝垂桜と多宝塔。
境内に集まる花見客たち。恐らくほとんどが地元民です。
昼の12時頃から人が増え始め、16時には満席状態になります。
住宅地側の桜も見事。
19時半頃の様子。夜でも花見客は尽きません。
アクセス
意外な桜の穴場!仙波東照宮
日光・久能山と並ぶ、日本三大東照宮の1つ。
何かと忘れられがちなスポットですが、ここの桜の木はかなり立派です。
仙波東照宮について
川越・仙波東照宮とは?日本三大東照宮、日光・久能山との関係は?
別角度から。参道からはあまり桜が見えないのがもったいないところです。
アクセス
川越で桜の名所といえばココ!中院
天長7年(830年)、慈覚大師によって創建された天台宗の寺院、中院。
川越で桜めぐりをするなら、この場所は絶対に外せません!
ただし、開花の早い枝垂桜がメインなので、お花見のタイミングに注意してください。
中院について
島崎藤村 茶道の師、“不染”。中院に籠められた想い
庭園の様子。
薬師堂の前にも立派な桜の木があります。
第2駐車場前の桜も見事でした。
夜にはライトアップも実施。
また、毎年3月下旬~4月上旬に数日限定で、純和風カフェ「SaKuRaCafe(さくらカフェ)」が開かれます。
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春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる
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アクセス
あまり知られていない桜スポット 光西寺
川越藩主、松平周防守(すおうのかみ)の菩提寺。
お寺の中には、松平周防守家に縁のある品々や、700点を超える文書が保管されています。
境内のどこかにいる蛙さんです。探してみてくださいね!
アクセス
超穴場!地元民には有名なお花見スポット 精進場橋
知る人ぞ知る、桜と菜の花のコラボスポットです。次に紹介する弁天橋まで、ゆっくりと歩きながらお花見するのがおすすめ。
※周辺の道路は狭く、車もよく通ります。道端に椅子を置いて花を鑑賞…、ということはできないので注意してください。
達筆過ぎです。
ほぼ地元民しかいません。
こんな光景が川沿いにずっと続いています。
アクセス
橋・桜・菜の花を1枚の写真に 弁天橋
精進場橋から川に沿って北へ歩いていくと、弁天橋が見えてきます。とても美しい場所ですが、桜並木の向こう側にはホテル街が…。
撮影する角度に注意しましょう!
アクセス
城へ続く桜並木が美しい 川越城本丸御殿
長禄元年(1457年)、太田道真・道灌親子が築城した川越城(河越城)。
県指定有形文化財で、日本100名城に選定されています。東日本では唯一現存している本丸御殿です。
川越城本丸御殿について
関東七名城のひとつ、川越城本丸御殿。東日本唯一の本丸御殿遺構探索
中庭にも桜の木があります。
アクセス
親子でのんびりお花見できる 三芳野神社
川越城七不思議のひとつ、「初雁の杉」がある神社。わらべ歌「とうりゃんせ」発祥の地といわれています。
境内には、お花見をしている人がたくさんいました。
アクセス
青春と桜! 初雁球場
川越城本丸御殿のすぐ横にある球場です。高校野球の予選会場としても利用されています。
球場の裏側に流れている小川です。
アクセス
川越氷川神社と新河岸川の誉桜(ほまれざくら)
川越氷川神社の裏にある氷川橋の「誉桜」は、大人気のお花見スポットです。
運がよければ、橋の上で結婚式後の記念撮影をするお嫁さんやお婿さんが見られるかもしれません。
氷川神社について
縁結びの川越氷川神社。良縁を呼び寄せる鯛みくじと風鈴の音
橋の上から撮影。車がよく通る道なので、事故に注意しましょう。
川越の氷川神社の裏に流れてる新河岸川。
水面に桜の花びらが降り積もっていて、天国への道みたいになってた。 pic.twitter.com/dmTTVsb5CK— 川越 水先案内板(富築) (@kawagoemizusaki) 2017年4月9日
水面に桜の花びらが降り積もると、幻想的な光景に。
桜と舟。
立派な桜並木がずーっと先まで続いています。ぜひ桜並木の終点まで歩いてみてくださいね。
誉桜と呼ばれる理由
これらの桜は、第二次世界大戦頃、明治時代に創業した川越の老舗さつまいも菓子店「亀屋栄泉」の当主によって植えられました。
もともとは出征した息子たちの武運を祈り、「戦争に勝ったら桜を植えて祝おう」と考えていたそうです。
ところが、戦況の悪化に伴い、ひそかに育てていた桜の苗木は四散。息子たちも帰らぬ人になってしまいました。
当然ながら当主は意気消沈しましたが、「息子たちだけでなく、戦地で散ったたくさんの兵士たちの慰霊のために桜を植えよう」と一念発起。
河畔に300本の桜の苗木を植え、これを「誉桜」と命名したのです。
下の写真は亀屋栄泉 別館で販売している生どら焼き。
しっとりやわらかな生地の間に濃厚なクリームが挟まっています。とても美味しいのでおすすめですよ!
亀屋栄泉の店舗情報
誉桜のアクセス
静かに桜を楽しみたい方へ 田谷堰(たやぜき)
新河岸川(旧赤間川)の水量調整のために造られた堰です。
上で紹介した氷川橋から川沿いに北西へ進むと、この場所に到着します。ここまで来ると観光客はほとんどいません。
アクセス
かつては太田道灌のお屋敷も 道灌橋(どうかんばし)
氷川橋から田谷堰を超え、さらに川に沿って進んでいくと、 道灌橋と呼ばれる橋にたどり着きます。
かつてこの橋の付近には、太田道灌のお屋敷があったそうです。
太田道灌とは?
文武両道の名将、太田道灌。川越城を築城した男が遺した足跡
アクセス
春のお祭りの中心地 蓮馨寺(れんけいじ)
1594年(天文18年)に創建された浄土宗のお寺、蓮馨寺。毎月8日に縁日が開催されます。
蓮馨寺について
諸願成就 おびんずる様の蓮馨寺 境内には焼きそば・だんごの売店も
蓮馨寺の縁日
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毎月8日は蓮馨寺の縁日「呑龍デー」!フリーマーケットも開催
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春まつりシーズン中の境内。
人気の太麺やきそば店「まことや」のそばにも、立派な桜の木があります。
観光スポットとして有名な蓮馨寺ですが、地元民にとっては憩いの場のひとつです。
アクセス
歴史ある名門校前の桜並木 川越女子高校
正式名称は「埼玉県立川越女子高等学校」。通称「川女(かわじょ)」。
明治39年(1906年)開校以来、県下屈指の進学校として知られています。
フリーアナウンサーの小宮悦子さんや、陸上長距離選手の吉田香織さんの出身校です。
校門前の桜並木は川女の敷地ではありませんが、清掃は川女生が行っています。
アクセス
クレアモール商店街の裏にある桜の名所 川越八幡宮
長元3年(1030年)、源頼信によって建てられた川越八幡宮。
境内の「夫婦銀杏の木」は、良縁・夫婦円満に御利益があるといわれています。
川越八幡宮について
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