川越の観光エリア内には、川越の歴史や文化を学べる博物館・資料館がたくさんあります。
テレビやネットの川越特集ではあまり取り上げられませんが、どの施設もとても魅力的なので、川越をちょっとディープに観光するなら、ぜひ立ち寄っていただきたいスポットばかりです。
とはいえ、博物館めぐりは、地味~に入館料がかさみますよね……。一つひとつは小さな出費でも、トータルではそれなりの費用になります。
そこでおすすめなのが、11月14日の「埼玉県民の日」と12月1日の「川越市民の日」の有効活用です。この日は対象の施設を無料で利用できます。
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川越市民の日に無料になる施設リスト
毎年12月1日は川越市民の日です。
この日と12月の第1日曜日は「市民が、市の歴史を知り、自治の意識をたかめ、進歩そして調和を目指す日」(引用:「川越市民の日条例」第一条)ということで、市内のあらゆる公共施設を無料で利用できるようになります。
川越市民のための特典ではありますが、「市民のみ無料」という制約はありません。川越の歴史に気軽に触れられる良い機会なので、ぜひ有効活用してくださいね。
そして、多くの人に川越の素晴らしさを広めていただけますと幸いです。
2024年は12月1日(日)に以下の施設がお得になります。
対象施設 | 無料になるもの |
○西後楽会館 | 使用料 |
○川越武道館 | 個人使用料 |
○川越市児童センターこどもの城 | プラネタリウム観覧料 |
(芳野台体育館) ※利用制限中 |
使用料 |
○川越市立博物館 | 入館料 |
○川越城本丸御殿 | 入館料 |
※休館中 |
入館料 |
※入場制限中 |
使用料 |
○川越市立美術館 | 観覧料 |
○サンライフ川越 | トレーニング室使用料 |
○川越まつり会館 | 観覧料 |
○旧山崎家別邸 | 入場料 |
川越市民の日に無料になる対象施設は、「川越市民の日条例」第四条と「川越市民の日条例第四条の規定に基づく使用料免除施設の指定」で定められています。
そのため、対象施設が年によって変わることは基本的にありません。ただし、市長さんが特別に指定することはあります。
無料ガイド
市民の日を記念し、12月1日(日) 10時~14時30分まで、川越の観光名所をシルバーガイドの方が無料で案内してくれます。案内時間は約20分です。
案内してもらえるスポットは以下の通り。当日は受付場所へ直接足を運んでください。
- 川越城本丸御殿、三芳野神社
→ 受付:川越城本丸御殿 - 蔵造りの町並み
→ 受付:時の鐘
埼玉県民の日に無料になる川越の施設
川越市内の施設を無料で使えるのは、川越市民の日だけではありません。毎年11月14日の埼玉県民の日も施設利用料がお得になります。
ただし、川越市民の日とは異なり、具体的な内容が条例で定められていません。そのため、無料になる施設やサービス内容は毎年異なります。
24年の埼玉県民の日は木曜日。無料対象施設は以下の通りです。
対象施設 | 内容 |
川越市児童センターこどもの城 | プラネタリウム特別投影を実施。15時30分~。 先着98人まで。 |
旧山崎家別邸 | すべての人が入場料無料 |
川越まつり会館 | すべての人が入館料無料 |
川越市立博物館 | すべての人が観覧料無料 |
川越市立美術館 | すべての人が観覧料無料 ※特別展「江戸のお洒落装身具(アイテム) 」(一般700円)、常設展(一般200円) |
川越城本丸御殿 | すべての人が入館料無料 |
県民の日記念フリー乗車券
毎年11月14日頃、埼玉県内を走る鉄道各社から特別なフリー乗車券が発売されます。
24年に発売される期間限定のフリー乗車券は以下6種類。いずれも埼玉県内の各線が乗り放題になります。
- 埼玉高速鉄道(販売期間:11月14日のみ)
・大人580円、子ども290円
・購入当日限り有効
・全駅で販売(赤羽岩淵駅を除く。赤羽岩淵駅から乗車した場合、降車駅窓口で本乗車券と変更)
・有効区間は全駅 - 埼玉新都市交通 NEW SHUTTLE(販売期間:11月7日~17日)
・大人500円、子ども200円
・11月14日~17日までの任意の1日のみ有効
・全駅で販売
・有効区間は全駅 - 首都圏新都市鉄道 つくばエクスプレス(販売期間:11月14日のみ)
・大人2,420円、子ども690円
・購入当日限り有効
・八潮駅、三郷中央駅で販売
・有効区間は全線 - 西武鉄道(販売期間:11月14日~17日、前売りなし)
・大人800円、子ども400円
・購入当日限り有効
・県内各駅で販売
・有効区間は西武線全線(多摩川線を除く) - 秩父鉄道(販売期間:11月9日~14日)
・大人1,200円、子ども500円
・11月14日のみ有効
・羽生・熊谷・武川・ふかや花園・寄居・長瀞・秩父・御花畑・影森・三峰口駅で販売
・有効区間は全線(羽生駅~三峰口駅) - 東武鉄道(販売期間:11月8日~14日)
・大人480円、子ども240円
・11月14日のみ有効
・埼玉県内と東京都内の各駅(押上・大師前・みなみ寄居・寄居の各駅を除く)で販売
・有効区間は県内の各駅
24年は川越駅前でブルーライトアップも見られる
毎年11月14日は世界糖尿病デーです。これにちなみ、川越駅西口のペデストリアンデッキがシンボルカラーであるブルーにライトアップされます。
また、糖尿病の予防や治療、療養を喚起する啓発活動も実施。
ライトアップ日時は24年11月14日18時~22時(点灯式は17時45分~)です。
タカノフルーツパーラーの埼玉県民の日限定デザート
タカノフルーツパーラー川越丸広店では2024年11月14日限定で「埼玉県民の日限定プレート」を提供します。
この日・この店舗だけの限定プレートです。
コーヒーもしくは紅茶付きで2,310円。
川越市民の日・埼玉県民の日に観光するならココ!おすすめの無料施設
上で取り上げた対象施設の一覧の中から、川越市外の方でも楽しめる人気のスポットをピックアップしました。
川越市立博物館、川越市立美術館
施設 | 川越市民の日 | 埼玉県民の日 |
川越市立博物館 | 入館料無料 | すべての人が観覧料無料 |
川越市立美術館 | 観覧料無料 | すべての人が観覧料無料 |
川越市立博物館は、川越城二の丸跡に建設された施設です。川越にまつわる資料の保存や調査研究、公開を目的としてつくられたもので、原始時代~現代までの川越の歴史や文化を学べます。
川越市立美術館は、博物館のすぐ隣。川越生まれの画家(小村雪岱、小茂田青樹、岩崎勝平、相原求一朗など)や、川越藩の画家(橋本雅邦、井上安治、森脇雲溪など)、川越に縁のある画家の作品が展示されています。
アクセス
小江戸巡回バス「博物館・美術館前」下車、徒歩1分。
川越城本丸御殿
川越市民の日 | 埼玉県民の日 |
入館料無料 | すべての人が入館料無料 |
東日本では唯一、本丸御殿が現存している城です。日本100名城に選定されています。
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関東七名城のひとつ、川越城本丸御殿。東日本唯一の本丸御殿遺構探索
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アクセス
- 小江戸巡回バス(喜多院先回りコース)「本丸御殿」下車、すぐ。
- 小江戸巡回バス「博物館・美術館前」下車、徒歩2分。
川越まつり会館
川越市民の日 | 埼玉県民の日 |
観覧料無料 | すべての人が入館料無料 |
川越の秋の一大イベント「川越まつり」について学べる施設です。山車を至近距離でじっくりと見られます。
日曜・祝日に行われるお囃子の実演も必見。
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川越まつりの裏事情がわかる郷土博物館!川越まつり会館
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アクセス
小江戸巡回バス「蔵の街」下車、すぐ。
旧山崎家別邸
川越市民の日 | 埼玉県民の日 |
入場料無料 | すべての人が入場料無料 |
川越の老舗和菓子店「亀屋」5代目・山崎嘉七の隠居所として、1925年に建てられた家屋です。設計者は、深川の「岩崎家深川別邸」で知られる建築家・保岡勝也。
旧山崎家別邸は、当時の状態がよく保全されていることに加え、図面や工事資料などもしっかりと現存していることから、文化財的価値が高く評価されています。
2000年に母屋・茶室・車待ちが市指定文化財となり、06年には建物部分が川越市へ寄贈されました。また、庭園は11年に国登録記念物名勝地に登録されています。
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川越、旧山崎家別邸。和洋折衷&洋風クラシカルなインテリアが新しい
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アクセス
東武バス「仲町」下車徒、徒歩5分