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成田山川越別院本行院の火渡り祭り 火の上を素足で歩いて念願成就!

投稿日:2017年12月4日 更新日:

毎年11月23日には、成田山川越別院本行院で火渡り祭りが執り行われます。

成田山川越別院本行院とは

成田山川越別院本行院は、1853年(嘉永6年)に創建した真言宗智山派の寺院です。
千葉県成田市の成田山新勝寺の別院にあたり、「川越不動」とも呼ばれています。
本尊は不動明王。

毎月28日には蚤の市が、11月には火渡り祭りが催されます。

アクセス

火渡り祭り(火渡り護摩供養)とは

野外で火を燃やし、仏に供養祈願する密教の修法のことを「柴燈護摩」(さいとうごま)といい、さらにその火の上を歩いて渡ることを「火渡り」といいます。

成田山川越別院では、毎年11月23日にこの火渡りを開催。
残り火の上を素足で歩くことにより、「心の迷いを焼き尽くし、明るく生きていく意欲が生まれ、念願成就の霊験を得ることができる」といわれており、毎年たくさんの参拝者がこの火渡りに参加しています。

御利益は、家内安全・商売繁盛・交通安全・無病息災・開運成就・学業成就・良縁成就など。

意外にも女性に人気があるようです。

火渡り祭りの様子

快晴でしたが、とても風の強い日でした。


境内の売店メニュー。
いかにも温かそうなラインアップです。


火渡り祭りが始まる15分前に到着したのですが、既に大勢の人で賑わっていました。


本堂の脇には「安全第一」を意味する緑十字の旗が。


境内に設置された護摩壇(ごまだん)。
四隅に杭を立てて結界を作り、中央に炉となる薪を積んだ後、桧葉(ひば)で覆ったものです。
後々、ここに火がつけられます。


火渡り祭りの開幕。
町内を巡ってきた山伏たちが、ほら貝を吹きながら境内に入ってきました。



大導師と山伏らが護摩壇の前に立ち、祭文之儀(さいもんのぎ)など神事を執り行います。


法剱(ほうけん)之儀。
「お不動様の利剣(りけん)を借り、悪魔を切り払って欲・怒り・無知の三毒を断つ」という意味が込められているそうです。


宝弓(ほうきゅう)之儀。
東・西・南・北と中央に五大明王(不動明王など)を呼び出して、道場の守護を願う作法です。
それぞれの方角から護摩壇に向けて弓を引きます。


一通りの作法が終わった後は、閼伽水(あかみず)で護摩壇を清めて、いよいよ点火之儀へ。


大きな松明を持った山伏が登場します。


煩悩に見立てた薪に点火。


程なくして白い煙が立ち上ってきました。


煙の量は想像以上の早さで増えていき…


風が強かったこともあり、一部の観客が煙に飲み込まれる事態に。


少しだけ煙の量が減り、炎が見えてきました。
こんなに燃えるんですね…、凄い迫力です。


煙が収まり、大導師による主法が見えてきました。


両サイドから長い竹を持った山伏が登場。
火渡りする道を作るため、少しずつ地ならししていきます。


薪が燃え尽き、かなり火が小さくなってきました。
いよいよ山伏たちによる火渡りが始まります。


皆さん堂々と歩いてらっしゃいましたが、絶対に熱いはず…。
火が小さくなったとはいえ、まだまだ燃えている状態です。
日頃の修行の賜でしょうか。


さらに火が落ち着くのを待ってから、一般客の火渡りが始まります。
火の中を歩くといっても、実際はござの上を歩くので火傷することはありません。
とはいえ、熱いことには変わりないため、つま先立ちで歩く人や、猛ダッシュで駆け抜ける人などもいました。


渡り終わると、大導師から加持(かじ)を受けられます。


火渡りへの参加は事前申請が必要ですが、現地の受付で申し込みをすれば、当日の飛び入り参加も可能です(初穂料3,000円~2万円)。
タイミングを見て、係の人が呼びかけてくれます。


火渡り中は大衆の注目の的に!
渡り終わった人に感想を聞いてみたところ・・・

  • 序盤に挑戦した人:熱かった
  • 終盤に挑戦した人:思っていたよりも熱くなかった、温かかった

とのことでした。 熱いのが怖くて参加を躊躇っている方は、終盤の方に並びましょう。
ただし、序盤の方がござは綺麗です。


足腰の弱い方や子供には、山伏の補助が付くので安心。
誰でも気軽に参加できます。


男性が手に持っているのは「火渡り之証」です。

「無事に火渡りを終えて諸祈願をしました」という証のお札で、事前に願い事と氏名を浄書した上で、火渡りに持参します。


手水鉢(ちょうずばち)周辺は、足の裏を洗いたい火渡り後の人々で混み合っていました。


ござが敷いてあるとはいえ、足の裏は真っ黒。


足を洗った後は、本堂前の階段で靴を履きます。
「どうだった?熱かった?」
「思ってたより熱くないんだねー」
「何お願いしたの?」
など、様々な会話が聞こえてきました。
火渡り後でテンションが上がっているためか、とても賑やか。


全員の火渡りが終わると、大導師と山伏の一行が本堂へと向かいます。

これにて火渡り祭りは終了です。
この頃になると参拝客もかなり減っており、人がまばらになっていました。

川越不動の火渡り祭りは、想像以上に規模の大きいものでした。
特に燃え上がる護摩壇は迫力満点!
ただ、見学しているだけでも髪や服に煙の臭いがしっかり付いてしまうので、服装には気を付けてください。

  • この記事を書いた人

富築(水先)

埼玉県と美味しいもの・可愛いものが大好きなwebライター。川越在住。
蔵の町周辺をよくぶらついています。
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