「ロッククラフト川越」は、本川越駅から徒歩5分のクライミングジムです。
近年、私たちがよく耳にする「ボルダリング」は「クライミング」の中の1種。壁に設置された大小さまざまなオブジェを使って壁を登っていくスポーツです。
一見、玄人向けの運動に見えますが、最近は1人でできるスポーツとして幅広い年齢層から人気を集めています。
クライミングはスポーツ初心者でも楽しめます。庭で使う脚立にのぼることができれば、誰でも始められるそうです。
そこで今回は、クライミング初心者のライターからすけが、実際に「ロッククラフト川越」でクライミングを体験した様子をお届けします!
ライター:からすけ
目次
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初心者でも楽しめるクライミングジム ロッククラフト川越
ロッククラフト川越があるのは、本川越駅から南に徒歩5分、西武新宿線の踏切がある交差点の角。
川越駅に続く「アカシア通り」沿いの三豊ゴム川越ビル1階です。
窓からは中でクライミングをしている様子が見えます。通りすがりに見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ボルダリングとクライミングの違い
つい混同しやすいのですが、「ボルダリング」と「クライミング」は似ているようで違うものです。
例えば「体操」と一口に言っても、「鉄棒」や「跳馬」など色々な種目がありますよね。それと同じで、ボルダリングはクライミングの中にあるひとつのジャンルなのです。
ざっくりと言えば、クライミングとは「山や岩、壁などを登ること」を指し、道具の有無は問いません。
そして、道具を使わずに登るスポーツのことをボルダリングと呼ぶのです。
また、ボルダリング=「人工の壁を登ること」と認識している方も多いのではないでしょうか。実は、厳密に言えばこれも違うのです。
人工物であるなしにかかわらず、3~4メートル程の高さの岩や壁を、ロープを使わず身ひとつで登ることをボルダリングといいます。
ロッククラフト川越の受付へ
ビルに入ると、すぐにお店の看板と扉があります。こちらの扉が入り口です。どうもお邪魔します。
中に入ると、色とりどりのオブジェを設置した壁が!これが噂に聞く、クライミングウォールという物のようです。
早く登ってみたいという気持ちを抑え、まずは受付を済ませましょう。
こちらが受付です。ロッククラフト川越はメンバー制なので、最初にメンバーカードを作成します(登録料1,000円)。
クライミングは初心者でも楽しめるとはいえ、高所にのぼるスポーツですから、どうしてもリスクが伴います。リスク・注意説明をしっかり読んでから楽しみましょう。
ロッククラフト川越の利用料金
初めて体験する方は、2時間利用料とレンタルシューズ、レンタルチョークがセットになった「初心者体験プラン」がお得です。
定期的に通いたい方には、月額制の無制限プランがおすすめ。「クライミングをやりこみたい!」という方は、こちらの方がお得です。
料金表(税込) | 平日 | 土日祝日 |
一般男性 | 1,600円 | 2,000円 |
一般女性・学生 1)・シニア 2) | 1,300円 | 1,600円 |
高校生・中学生・小学生 3) | 1,000円 | 1,100円 |
保護者と一緒に利用する小・中・高校生 4) | 600円 | 700円 |
初心者体験プラン料金表 | 平日 | 土日祝日 |
一般男性 | 2,600円 | 3,000円 |
一般女性 ・学生 1)・シニア 2) | 2,300円 | 2,600円 |
高校生・中学生・小学生 3) | 2,000円 | 2,100円 |
保護者と一緒に利用する小・中・高校生 4) | 1,600円 | 1,700円 |
レンタルアイテム | 料金 |
シューズ | 400円 |
チョーク | 100円 |
ハーネス | 300円 |
ロープ | 400円 |
じゃらんを利用すれば、営業時間外でも予約が可能です。体験前日まで予約できるのでとても便利ですよ。
初めてクライミングをするときの注意点
クライミングをする際は、いくつかの注意点があります。ケガをしないために、しっかりと注意点を守って楽しみましょう。
注意点① 服装は動きやすいものを
すべてのスポーツに言えることですが、服装は動きやすいものを選びましょう。専用の装備は特にいりません。スポーツウェアで大丈夫です。
クライミング中は腕や脚を曲げ伸ばすシーンが多いため、ヒジやヒザが曲がりにくい服装は不向きです。伸縮性のあるジャージ素材のウェアがおすすめです。
ちなみに、シューズはこちらの専用の物を使います。
持参する場合は、スタッフさんやスポーツショップの店員さんに選び方を聞いてから用意しましょう。
注意点② 手元のアクセサリーは必ず外そう
クライミング中は、手元に付けているアクセサリー(指輪・腕時計など)を必ず外してください。
アクセサリーを付けたままだと、ホールド(壁に設置されているオブジェのこと)にぶつけたり引っかけたりして壊れる恐れがあります。また最悪の場合、自分自身が怪我をするリスクもあるそうです。大変危険なので、手元のアクセサリーは必ず外しましょう。
注意点③ 無理せず簡単なコースから始めよう
ついつい難しいコースにチャレンジしてみたくなるのですが、最初は無理せず、簡単なコースを選びましょう。
無理な難易度に挑戦すると、思わぬケガに繋がる可能性があります。
特に、日頃運動していない方は要注意!今回、私は簡単なコースに挑戦したのですが、途中で変な風に体を伸ばしてしまい、ワキの下を釣りかけたシーンがありました。
いざクライミングに挑戦!
注意事項もチェックしたところで、いざクライミングに挑戦です!
今回は30代中盤、最近体重が気になるクライミング経験1回の、私からすけが挑戦する様子をお届けします。
クライミングのルール
ルールはとてもシンプルです。
まずは、ホールドの下に貼られているシールの色と番号に注目してください。それぞれ色分けされて番号が振られていますよね。
色が難易度、番号はコース番号を表しています。
コースののぼり方
スタートのホールド(番号の後にSが記されているもの)から、色と番号が同じホールドだけを使って登っていき(黄1・緑2など)、ゴールのホールド(番号の後にTが記されているもの)を両手でつかめたらゴールです。
より細かいルールもあるのですが、基本のルールはこれだけです。
色に対応する難易度はこちらのとおり。なるほど、今回は8級(ライトグリーン)くらいを目指してみましょうか……。
スタッフさんがしっかりレクチャーしてくれる
まずは、ジムのスタッフさんからレクチャーを受けましょう。
今回教えてくださるのは、クライミングベテランの樋山さんです。樋山さん、どうぞよろしくお願いします!
「簡単なコースなら、脚立にのぼれればできますから~」と言いながらスイスイのぼっていく樋山さん。さすがベテラン……動きが軽やかです。
「じゃあ、からすけさんもやってみましょうか!」
じつは私、5年ほど前に一度だけクライミングの経験がありまして。どれどれ、クライミングウォールと5年ぶりの再会といきましょう。
ライトグリーンの2番のコースにチャレンジします。
よっ。まずは2番のホールドに足を乗せて……。おお、意外としっかりしてる。
ほっ。
あれ、次のホールドはどこだ?あ、これか。
よいしょー!
と、なんとかライトグリーンの2番コースをクリアすることができました。
一見難しそうに見えますが、コツさえつかめれば案外のぼれるのかもしれません。
のぼりきったときの達成感がすごいです。なるほど、皆が夢中になるわけだ。
「いい調子ですね!ジム内には同じ難易度でもコースがたくさんありますから、いろいろ試してみてください!」と樋山さん。
他のコースにもどんどん挑戦!
せっかくなので、いろいろなコースを試してみましょう。
ロッククラフト川越の店内には、バリエーション豊富なコースが用意されています。
難易度は13段階に分かれており、それぞれ20種類ほどのコースがあるので、合計200以上ものコースにチャレンジできますよ!
このように壁一面にホールドがびっしり。簡単な難易度でも、10コース以上通してチャレンジするとかなりいい運動になります。
お店の奥には、ロープ使ってのぼるロープクライミングのコースも。壁が高いので、登りごたえがありそうです。
一方こちらは、イエローのコースにチャレンジする私です。
この姿からも分かるように、クライミングでは、腕と背中、姿勢を維持する体幹の筋肉を中心に全身の筋肉を使います。
背中の筋肉は人間の体の中で最も面積が大きい部分です。体幹の筋肉はきれいな姿勢の維持に役立ちます。
クライミングを続けることで、背筋のきれいな体型を目指せるかもしれません!
……この様子では、ほど遠いかもしれませんが。
しばらくチャレンジし続けたところ、取材が終わるころにはこんな高いところへも到達できるように!数時間でここまで成長できることが分かると、「次もやってみよう!」というチャレンジ精神が湧いてきますね。
そんなこんなで本日のチャレンジは終了。約1時間の体験でしたが、クライミングには何度もやってみたくなる奥深い面白さがあるなと思いました。
これからボルダリングを始めたい方へ。クライミングの楽しさとは
最後に、樋山さんに「クライミングの楽しさ」についてお話を伺いました。これからクライミングを始めたい方の後押しになればと思います。
樋山さんが考える「クライミングの楽しさ」とは、「人それぞれ、いろいろな楽しみ方を見付けられること」だそう。
例えば、トレーニングを重ねて高難易度のコースを目標にするもよし、ジムのコースで練習して屋外のコースにチャレンジするもよし、コツコツ堅実にのぼって身体を絞るもよし。
クライミングは十人十色の楽しみ方を見付けられるスポーツなのだそうです。
確かにクライミングは1人で行うスポーツですから、そこにどんな目標や価値を見出すかはその人次第。皆さん、自分なりの楽しみ方を見つけて壁に向かっているのですね。
また、「1人でできる」という点もクライミングの特長のひとつです。
いつでも屋内で1人で取り組めるため、「仕事で忙しくて時間がない、でも身体は動かしたい」という社会人の方におすすめなのだとか。
「体重が重くても大丈夫ですか?」と伺ったところ、「競技として向き合うなら別ですが、趣味として楽しむのであれば体重は関係なく、それ以上にどう登るのかを考える洞察力や観察力が重要」だそうです。
ちなみにロッククラフト川越には、体重120キロからスタートして、クライミングを通じて身体を絞りに絞り、60キロ台まで減量した方がいるとのこと!元の体重の2分の1です。
人はストイックになれば、そこまで変われるものなのですね……!
ともあれ、クライミングはいつでも始められるスポーツです。「難しく考えず、まずは一度体験してみて欲しい」とのことでした。
私も今回は久々のクライミングでしたが、思っていた以上に気軽に始められるスポーツだなと再認識しました。コースをのぼり切ったときの達成感はひとしおです。
皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね!
樋山さん、今回は本当にありがとうございました!
ロッククラフト川越へのアクセス
- 徒歩:西武新宿線「本川越駅」から徒歩5分
- 車:関越自動車道「川越IC」から約10分。近隣に駐車場有り(10台)