川越市が実施している出前支援事業「ときもデリバリー」。市内の個人経営店で、出前対応が難しい店舗をサポートするためのサービスです。
今回は料理を注文する側として、同サービスを利用してみました。
配達をお願いしたメニューは、dining kitchen LIFEのお弁当2つ。どちらも盛り付けが乱れることなく、とてもキレイな状態で届きました。
目次
川越市の飲食店出前支援サービス「ときもデリバリー」
20年6月24日、川越市は小規模飲食店等の出前支援サービス「ときもデリバリー」の受注を開始しました。
ときもデリバリーは、新型コロナウイルス感染症の影響で客足が遠のいてしまった飲食店に対し、8月31日までの期間限定で出前サービスを代行する事業です。
飲食店が受けられるメリット
- サービス料(登録料・手数料・配達料)ゼロ円で利用できる
- お弁当容器の無償提供
- 生産物賠償責任保険(PL保険)加入支援
注文者側のメリットは、配達料などの手数料が一切かからないこと。お弁当代以外の出費は発生しません。
注文できるお店とメニュー
注文可能店舗とメニューは随時更新されます。川越市が公開している最新のPDFファイルを参照してください。
データ取得元:川越市公式サイト
内容が更新される度に、PDFファイルのアドレスも変わっていきます。一覧表が上手く表示されない場合は、こちらから探してください。
配達してくれるのはどんな人?
川越市から配達業務を委託された外部の事業者の方が、お弁当を配達してくれます。
利用可能地域
ときもデリバリーは誰でも利用できるサービスではありません。利用可能地域が決められています。
なお、配達地域は少しずつ拡大しているので、今後はより増えるかもしれません。
※20年8月12日現在
ときもデリバリーの利用方法
ときもデリバリーはよほどの悪天候でない限り、土日・祝日でも対応してくれます。
ただし、注文可能時間や配達時間が制限されていることと、前日までに注文しなければいけないことに注意してください。当日配達は受け付けてもらえません。
大まかな利用の流れ
- 前日までに電話で注文をする
- 当日、配達前に確認の電話が来る
- 配達されたお弁当を受け取り、代金を支払う
注文可能時間と配達可能時間帯
注文は10時~15時まで電話で受け付けています。Webサイトやメールなどでは受け付けていません。
電話番号は川越市公式サイトのこちらのページに大きな字で記載されています。
注文のキャンセルや配達時間を変更したい場合も、前日の受付時間中に連絡するようにしてください。
また、「11時に届けてください」など、具体的な時間を指定して注文することはできません。時間帯の指定となります。
配達可能時間帯は以下の通りです。
ランチタイム
- 11時~11時30分
- 11時30分~12時
- 12時~12時30分
- 12時30分~13時
- 13時~13時30分
- 13時30分~14時
ディナータイム
- 16時30分~17時
- 17時~17時30分
- 17時30分~18時
- 18時~18時30分
- 18時30分~19時
- 19時~19時30分
注文時に伝えること
予めメモに書き出しておくとスムーズに注文できます。
- フルネーム
- 住所(マンション名や部屋番号まで)
- 携帯電話の番号(配達前に連絡が取れる電話番号)
- 希望配達日時
- 注文店舗名
- 注文商品と個数
当日は配達の前に「今からお家に伺いますよ」という連絡が来ます。注文時に携帯電話の番号を伝えるのはこのためです。
ときもデリバリー利用時の注意点まとめ
一部、前述の内容とかぶるものもありますが、注意すべき点をリストアップしました。
- 利用できる地域が決まっている。
- 配達可能時間帯が決まっている。
- 注文受付時間は10時~15時まで。
- 注文は前日までに済ませること。当日配達はできない。
- 注文のキャンセル・配達時間の変更の連絡は、前日の注文受付時間内に。
- 複数店舗の注文はNG。1回の注文につき1店舗まで。
- メニューに関する質問等は、お店に直接問い合わせを。
- 支払いは現金のみ。原則、領収書は発行されない。
- 配達時に不在だった場合、再配達は不可。ただし、料金は発生する(後日回収)。
- 注文受付後、店舗側が対応困難になった場合、注文がキャンセルになる場合がある。
- 届いたお弁当はすぐに食べること。
なお、支払い時にお釣りが発生するのは問題ないとのことです。
ときもデリバリーを利用してみた
実際にときもデリバリーで料理を注文してみました。
前日に電話で注文
お弁当の配達を予定していた前日。うっかり注文を忘れそうになりましたが、14時頃に電話をかけたところ、すぐ担当の方に繋がりました。
「はい、ときもデリバリーです」
電話に出たのは男性の方でした。
担当者によって対応に多少の差はあるかと思いますが、会話は比較的ビジネスライク。「注文時に伝えること」に記載した内容を順に伝えていくだけで、簡単に注文できました。
とはいえ、ロボットのような対応だったわけではありません。「お釣りが出ても大丈夫ですか?」などの質問にも丁寧に答えていただけました。
配達当日の流れ
12時~12時半の枠で配達をお願いしたところ、11時50分頃に配達確認の電話がかかってきました。
「あと10分ほどでお届けできそうです。お届けするメニューは…で、金額は1,900円で…」など、配達時間や注文内容を電話口で再チェック。ハキハキとした声で、とても聞き取りやすかったです。
10分後、予告通り配達員さんが我が家に到着。
「ときもデリバリーですー」
玄関を開けると、胸元に「ときもデリバリー」と書かれた服を着た男性が立っていました。
お弁当を受け取って現金を支払い、領収書にサイン。
※サイン用のペンは配達員さんが貸してくれますが、色々と気になる方は自前のものを玄関に用意しておくことをおすすめします。
男性は「またご利用お願いします!」と言い残し、爽やかに去っていきました。
届いたお弁当はすぐに食べよう
ときもデリバリーは、できたてホカホカのお弁当を届けてくれます。
料理を長時間放置するのは絶対にNGです。食中毒のリスクが高まるので、届いたらすぐに食べましょう。
今回はdining kitchen LIFEの「①LIFEのお弁当(お肉とお魚料理)」と「②LIFEのミニ弁当(お肉)」を注文しました。しっかりと梱包されていて安定感があります。
写真下が「①LIFEのお弁当(お肉とお魚料理)」で、上が「②LIFEのミニ弁当(お肉)」です。
ミニ弁当の箱は、川越市が店舗に無償提供しているもの。どちらも割りばしとお手拭きが付いていました。
まずはLIFEのお弁当から開けてみましょう!
……凄い。家から一歩も出ることなく、こんなに豪華なお弁当を配達料無料で食べられるなんて。
写真には写っていませんが、ハンバーグの下にはパスタもモリモリに盛られています。ガーリックをしっかりときかせた、決してオマケレベルではない非常に美味しいパスタでした。ハンバーグのソースを絡めるとまた美味しい!
ホタテの下には、白身魚を使った逸品も入っていました。これも本当に美味。
見た目以上に品数が多く、大変ボリュームのあるお弁当でした。
さて、次はLIFEのミニ弁当を開けてみましょう。
ミニ弁当という名前に騙されてはいけません。一般的なコンビニ弁当より品数も量も多いです。
LIFEのお弁当が立派過ぎるだけで、ミニ弁当も超ハイクオリティ。もちろんハンバーグの下には、パスタがモリモリに盛られていました。
ハンバーグは、中身がギュッと詰まっているタイプ。非常に食べごたえがあります。
私好みの仕上がりだったので、どんどん箸が進みました。
ときもデリバリーで川越グルメを自宅で楽しもう
前日までに予約しなければならないという制約はあるものの、配達料ゼロ円でデリバリーをお願いできるときもデリバリーは、とても便利なサービスだと感じました。
梱包や配送、電話・玄関での対応も丁寧でしたし、何より市が運営しているサービスなので安心感があります。
他にも注文してみたいメニューがたくさんあるので、近いうちにまた利用する予定です。