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関東七名城のひとつ、川越城本丸御殿。東日本唯一の本丸御殿遺構探索

投稿日:2016年5月5日 更新日:

日本100名城のひとつ、川越城本丸御殿。実は全国的に見ても、本丸御殿が現存しているお城は極めて稀なんです。

川越城本丸御殿とは

川越城(河越城)は、長禄元年(1457年)に、上杉持朝(もちとも)の命により、太田道真・道灌親子が築城したものです。
太田親子は同年に江戸城・岩槻城も築城しています。

当時の川越城は土塁で囲まれただけの、石垣も堀も無い平城だったそうです。
その後、拡張を繰り返し、江戸時代の嘉永元年(1848年)に本丸御殿が築かれました。
この頃の本丸御殿は総建坪1025坪と広大でしたが、明治4年の廃藩置県によって解体され、現在は玄関+36畳の大広間+役人の詰所などを残すのみとなりました。

昭和42年(1967年)に県指定有形文化財に、平成18年(2006年)には日本100名城に選定されました。
東日本では唯一現存している本丸御殿です。

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川越城前

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開館時間午前9時~午後5時(入館は4時半まで)
休館日月曜日、年末年始、毎月第4金曜日
入館料一般100円、大学生・高校生50円

川越市立美術館・川越まつり会館との共通入場券も販売しています。

アクセス

東武東上線・JR川越線「川越駅」もしくは西武新宿線「本川越駅」からイーグルバス「小江戸巡回バス」乗車、「本丸御殿」下車。

バス時刻表

御殿内の様子

川越城本丸御殿 外観
風格のある外観。
曲線を連ねた「唐破風(からはふ)」屋根が印象的です。

葵のマーク
よーく見ると、鬼板に葵の紋が入っています。

玄関
玄関。
間口は三間と広め。
靴はここで脱ぎ、玄関に用意されているビニール袋に入れて持ち歩きます。

廊下
廊下は場所によって材質が違い、玄関付近にはケヤキ、城の奥にはツガ・松が使われています。
材種を使い分けることで、パブリックな空間とプライベートスペースを区別していたそうです。

使番詰所
最初の部屋は使番詰所。
使番(つかいばん)とは、戦時の伝令・巡視役のこと。

番抜・老体詰所
番抜・老体詰所。

物頭詰所
物頭詰所。

御殿南側の廊下
御殿南側の廊下。
かつて、この窓の向こう側には「大書院」と呼ばれた巨大な建物が建っていたそうです。

御殿南西部には、明治初頭に建てられた「明治棟」があります。
鬼瓦
明治棟にはお手洗い(使用出来ます。水洗)と展示室があり、建築当初使用されていた鬼瓦や屋根下地などが展示されています。

中庭
中庭
中庭。
12月に撮影しました。

広間
基本的に子部屋は入室厳禁なんですが、最も広い36畳の広間のみ入ることが出来ます。
奥の襖に描かれているのは、川越藩の御用絵師 船津蘭山(ふなつらんざん)による杉戸絵。
御殿内には同様の杉戸絵が11面あり、船津蘭山は約7年かけてそれらを完成させたそうです。

広間は展示部屋となっており、
大鎧
大鎧や
杵黒熊毛槍鞘
杵黒熊毛槍鞘(きねくろくまげやりざや)が置かれています。

家老詰所の様子

川越藩は江戸幕府にとって重要な大名だったため、藩主は年間を通して江戸に詰めていました。
そのため、川越藩の政務は実質「家老」たちが行っていたといわれています。

渡り廊下
渡り廊下から家老詰所へ進みます。

家老詰所 廊下
玄関付近とはまた違った雰囲気の建物です。

トイレ
トイレ(使えません)。
通常、トイレは建物から突出した場所に作られていたんですが、本丸御殿の家老詰所では建物内にあります。

家老たち
突然現れるリアル人形。
結構びっくりします。
家老たちが藩政について議論している場面だそうです。

縁側からの風景
縁側に下りて中庭を眺められます。
ここで写真撮影している人がたくさんいました。

川越城中ノ門堀跡

中ノ門堀跡
本丸御殿から少し離れた場所に堀跡があります。
川越城に残る唯一のお堀です。

アクセス

中ノ門堀跡とは

江戸時代、川越城は北の守りとして重視されていました。
寛永16年(1639年)に藩主となった松平信綱は、戦を想定して城の大改修を行い、この中ノ門堀を作ったそうです。

中ノ門堀には、現在の市役所方面(本丸御殿の西方)から攻め込んできた敵を足止めする役割がありました。
敵の歩みが緩んだところに、城兵が弓矢や鉄砲を撃ちかける戦法を想定していた様です。

立て札
木製の門
この立て札と木製の門が目印です。

見晴台
門をくぐるとちょっとした見晴台があり、ここから堀を展望出来ます。

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