2018年3月19日、蔵の町の一角にスターバックス コーヒーがオープンしました。川越の情緒ある風情と景観を尊重しており、多店舗とは一味違う、和テイストのスタバとなっています。
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スターバックス コーヒー 川越鐘つき通り店
川越の人気観光スポット「時の鐘」のそば、重要伝統的建造物群保存地区の中にある和風デザインのスターバックス コーヒー(スタバ)「川越鐘つき通り店」。
散策中の休憩場所として、またコーヒーの香りと鐘の音を同時に楽しめる観光スポットのひとつとして、川越観光の際にぜひ立ち寄っておきたいお店です。
見逃したらもったいない!川越鐘つき通り店の粋な注目ポイント
オープン初日(18年3月19日)の様子です。
店舗入り口。
開店30分後に着いたのですが、既に70人待ちの大行列でした。
店舗の外観を撮影して、SNSにアップする人がいっぱい。
周囲の景観に合わせた、鉄骨木造かわらぶきの外観が印象的な店舗。
外装の木材には埼玉県の杉が使われています。
店舗の玄関口。
お洒落で可愛らしい座席がたくさん用意されていました。
この席に座れば、蔵造りの街並みを眺めながらお茶ができます。
店内デザインは江戸黒漆喰や白漆喰がモチーフ。
川越の蔵によく見られる色合いですよね。
外装や内装は、川越やコーヒー、人と人との繋がりをイメージしてデザインされています。
ベンチシートの背あてに付いているのは、川越の伝統的織物「川越唐桟」。
良質で安価だったことから、江戸時代には爆発的な人気を誇っていた織物で、「川唐」(かわとう)の愛称で親しまれていました。
1つ1つバリスタが結んでいるという「梅結び」の紐は、川越とスタバとの繋がりを表現しているそうです。
大正末期~昭和初期に制作されたという襖絵の数々。
大正時代からある小田原の旧家の襖の枠を外し、埼玉県産の杉で作られたフレームに収め直したものが展示されています。
先ほどの襖絵を展示するために外された枠は、こちらのコーヒーチェリーを描いた作品で再利用。
よーく目を凝らしてみると、実の部分に星七宝(ほししっぽう)・分銅繋ぎ・籠目(かごめ)・立涌(たちわき)・青海波(せいがいは)という5種類の和柄があしらわれています!
お店に立ち寄った際は、ぜひ全パターンを探してみてください!
さらに、黒漆喰風のボードを使ったアート作品もあります。
モチーフは、コーヒーチェリーとそれを入れる籠とミツバチです。
籠は籠目の文様で表現。
コーヒーと人とのフレンドリーな関係性がよく表れている絵です。
店舗の中央には中庭席も。
ちょっとした料亭のような趣きがあります。
囲いと屋根もあるので、多少の雨風は大丈夫。
店舗奥の扉の先には和風庭園も広がっています!
この日(3月中旬)は少し寂しい画となってしまいましたが、庭師さんがきちんと手入れをしているそうなので、恐らく春~秋にかけては綺麗な風景が見られるのではないでしょうか。
和風庭園の前には、季節の移ろいを感じながらお茶を楽しめるテラス席も用意されています。
中庭席とテラス席の間にある隙間。
人が通ることのない目立たない部分ですが、しっかり造りこまれていました。
和風スタバということで、今回は抹茶クリームフラペチーノを注文。
分かってはいましたが、やっぱり甘いですね…。
今のところ(18年3月19日現在)、鐘つき通り店だけの限定メニューはないようです。
時の鐘が鳴る時間は?
時の鐘は、6時・正午・15時・18時の1日4回鳴ります。
タイミングが合いそうであれば、中庭かテラス席に座って、鐘の音の情緒を楽しんでみてください。
ここにもあった!もう1つの和風スタバ、京都二寧坂ヤサカ茶屋店
実は京都にも和の風情を楽しめるスタバがあるのです。
(出典:スターバックス コーヒー)
清水寺へと続く二寧坂にある、「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。
築100年を超える2階建ての日本家屋を利用した店舗です。
混雑時の入店や店舗前での行列を禁止するなど、景観を守るため様々な取り組みが行われています。
(出典:スターバックス コーヒー)
京都の町家でよく見られる、「通り庭」のような廊下。
(出典:スターバックス コーヒー)
バーカウンターも和風です。
もちろん座席も和様式!
入り口に暖簾がかかっていて、畳の間でコーヒーを楽しめるスタバは、ここが世界初だそうです。
店舗概要
スターバックスコーヒー 鐘つき通り店 店舗概要
営業時間 8:00~20:00
席数 77席(店内56席、テラス21席)