1925年(大正14年)に建てられた「旧山崎家別邸」。和洋折衷デザインが今見ると新しい&可愛い、若い人たちにもお勧めの観光スポットです。
2階の様子はこちら
旧山崎家別邸の2階を見学してきました
旧山崎家別邸とは
川越の老舗和菓子店「亀屋」5代目・山崎嘉七の隠居所として、1925年(大正14年)に建てられました。
設計は建物から庭園まで建築家・保岡勝也によるものです。
当時の状態がよく保全されていることに加え、図面や工事資料などもしっかりと現存しているため、文化財的価値が高く評価されています。
2000年(平成12年)に母屋・茶室・車待ちが市指定文化財となり、2006年(平成18年)に建物部分が川越市へ寄贈されました。
また、2011年(平成23年)には、庭園が国登録記念物名勝地に登録されました。
2016年(平成28年)4月より、一般公開が始まりました。
開館時間 | 4月~9月 9:30~18:30、 10月~3月 9:30~17:30 |
休館日 | 第1・3水曜日、 年末年始 |
入場料 | 一般 100円、 大学生・高校生 50円、 中学生以下 無料 |
アクセス
保岡勝也について
1877年(明治10年) - 1942年(昭和17年)。
東京帝国大学工科大学建築学科(現・東京大学工学部建築学科)卒。
代表的な建築物
岩崎家深川別邸・池の御茶屋
出典:wikipedia
- 「三菱8~21号館」
- 「岩崎家深川別邸」
- 「川越4部作(旧 八十五銀行本店・旧山崎家別邸・旧 山吉デパート・川越貯蓄銀行)」
保岡勝也の川越4部作
4部作のうち2つは、蔵造りの町の中にあります。是非探してみてください!
埼玉りそな銀行(旧 八十五銀行本店)
時の鐘並みに皆が写真を撮る、川越のシンボルスポット。
建物内は超現代的で、普通の銀行として機能しています。
保刈歯科醫院(旧 山吉デパート)
まだまだ現役の歯医者さんです。
川越観光 おすすめ名所巡り ~蔵造りの町前編~
残念ながら、川越貯蓄銀行は現存していません。
旧山崎家別邸へ
大正浪漫通りの終わり、川越商工会議所のある丁字路です。
ここを左に曲がると蔵造りの町並みにでるんですが、旧山崎家別邸へ行く場合は右に曲がってください。
観光客の少ない道ですが、この辺りもなかなか風情があります。
最初の路地を左に曲がってください。
住宅ばかりが建ち並んでいるので不安になるかと思いますが、旧山崎家別邸はこの通り沿いにあります。
右手に見える古民家のお隣が旧山崎家別邸です。
入り口に立て札があるので、すぐ分かると思います。
チェーンの向こうに見えるのが旧山崎家別邸の母屋です。
この建物内に受付があります。
受付にはコインロッカーがあるので、大きな鞄やお土産はここに預けられます。
別邸内は飲食禁止ですが、受付の建物内ではOK。
テーブルの上には川越に関する資料がたくさん置かれていました。
受付でチケットと資料、入館証っぽいものを受け取ってから別邸へ向かいます。
- 庭園コース(左)
- 母屋コース
- 庭園コース(右)
の3種類がありました。
とりあえず「庭園コース(左)」から見学します。