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川越観光 おすすめ名所巡り ~クレアモール中編~

川越散策第2回目は、クレアモールの後半部分です。

前回

クレアモール後半は大人の味

前回の記事最後に出てきた信号の無い交差点を渡ると、何やら美味しそうなお店が現れます。
交差点

このお店は近隣の男子高校生たちに人気のお店。
焼き鳥屋
学校帰りにここで買い食いをしている男の子たちをよく見かけます。

から揚げ
若鶏から揚げ(150円)が特に人気っぽいですね。

やきとり屋のほぼお向かいに「小江戸蔵里(こえどくらり)」というお土産屋さんがあります。
蔵里外観
川越観光のお土産を買うなら、このお店がお勧めです。
川越銘菓・酒・野菜・肉など、川越の名産品が一通り揃っています。

「小江戸蔵里(こえどくらり)」とは?

 明治8年創業の旧鏡山酒造の建物を、当時の面影を残しつつ改修した施設が現在の「小江戸蔵里」です。
蔵里は、明治蔵(土産屋)・大正蔵(和風レストラン)・昭和蔵(野菜&お惣菜売り場)の3つの蔵からなり、これらの蔵は国の登録有形文化財に指定されています。
また、昭和蔵の奥には展示蔵という建物があり、市の公共施設としても利用されています。
蔵里の営業時間は10:15~18:00です。
駐車場はありません。

「鏡山酒造」について

川越市仲町にある鏡山酒造の酒蔵は、文政13年からの伝統を受け継ぐ松本醤油店の醤油蔵と隣接しています。
酒と醤油。本来、酵母を扱う2つの蔵が隣接することはまずあり得ないのですが、これには鏡山酒造復活の歴史が深く関係しているのです。

明治8年に川越市新富町で創業した、旧・鏡山酒造株式会社。「量より質」にこだわって造り上げられたその酒は、川越の地酒として多くの人々に愛飲されてきました。しかし、平成12年9月をもってその歴史は幕を閉じます。
そこで立ち上がったのが、当時、飯能市で「五十嵐酒造」の蔵人をしていた栗原さんと五十嵐さん。
彼らは「鏡山」復活のために奔走しました。しかし、新しく酒蔵を造ること自体が稀であり、場所の確保さえ困難という状況に直面します。
川越市の地下に流れる、秩父からの伏流水。彼らにはそれを新たに掘り出すための土地も資金もありませんでした。
そんな状況を打開してくれたのが、歴史ある醤油店を営む松本醤油店の4代目当主でした。なんと「鏡山酒造」復活のために自宅を壊し、水と土地を提供してくれることになったのです!

こうして、2007年2月、6年の歳月を経て小江戸鏡山酒造は復活を遂げました。
地酒「鏡山」復活の背景には、川越市民からの支援と協力、そして何よりも再興を望む熱い想いがあったのです。

蔵里の建物前の広場では、よくイベントを開催しています。
この日はワインやCOEDOビールの屋台が出ていました。
蔵里の庭
屋台は日によって変わります。銘菓いも恋を売っている日もあれば、クレープ屋さんや地酒の鏡山を飲ませてくれる日もあります。

「COEDOビール」とは?

川越観光 おすすめ名所巡り ~クレアモール中編~
COEDOビール

ヨーロッパ2大品評会、モンドセレクション最高金賞、iTQi三ツ星受賞。世界が認めるクラフトビールです。
COEDOビールは全5種類。
美しい琥珀色とまったりとした味わいが人気のCOEDO紅赤-Beniaka-。
爽やかな口当たりで、あらゆる料理に合わせやすいCOEDO瑠璃-Ruri-。
麦芽100%のしっかり味、深い伽羅色が特徴的なCOEDO伽羅-Kyara-。
小麦麦芽の無濾過ビール、COEDO白-Shiro-。
2種類のブラックモルトと6種類の麦芽を配合したCOEDO漆黒-Shikkoku-。

特に、川越の特産品である薩摩芋を低温のオーブンでじっくりと焼いて仕上げる紅赤は、男女年齢問わず人気の1本です。(私も紅赤が一番好きです!)

明治蔵(土産屋)の中はこんな感じ。
ここはいつ来ても人で賑わっています。
明治蔵店内
店内奥には「小江戸鏡山酒造」や「くらづくり本舗」、「おいもやさん興伸」、「Kura Cafe」などのお店もあります。

小江戸川越が誇る伝統の銘酒「鏡山」とは

川越観光 おすすめ名所巡り ~クレアモール中編~
小江戸鏡山酒造 鏡山(大吟醸)

「鏡山」は、先述の鏡山酒造で造られている日本酒。

小江戸鏡山酒造には、5つの約束事があります。
・品質は第一の少量仕込に限る。
・麹は丁寧に箱麹・蓋麹に限る。
・醪(もろみ)は袋による上槽に限る。
・火入れの際は「瓶火入れ」に限る。
・純米酒以上の特定名称酒に限る。

少量生産、品質重視の精神で一本一本丁寧に造られる川越の銘酒「鏡山」。
蔵里はもちろん、市内の居酒屋でも味わうことが出来ます。

お酒を飲めない方には、酒粕がお勧めですよ!
鏡山の酒粕に漬けて焼いた肉や魚は、ふわふわしっとりで超美味です! 

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富築

富築

埼玉県と美味しいもの・可愛いものが大好きなwebライター。川越在住。
蔵の町周辺をよくぶらついています。
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