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旧武家屋敷、永島家住宅に見る城下町の面影

投稿日:2016年5月1日 更新日:

 江戸時代後期の武家屋敷、永島家住宅。歴代の家主の手によって増改築の手が加えられてはいるものの、屋敷周りなどは当時のまま保存されているそうです。

永島家住宅とは

永島家住宅は、江戸時代後期の中級武士のお屋敷。
埼玉県には川越藩・忍藩・岩槻藩の3つの城下町がありましたが、今はそのほとんどが失われており、当時の姿のまま残っているのはこの永島家住宅だけです。

武家屋敷は今でいうところの社宅の様なもので、永島家には

  • 勾坂 鹿平(こうさか かへい)
  • 包 愛郷(つつみ あいごう)
  • 三野 半兵衛(さんの はんべい)
  • 石原 昌廸(いしはら まさみち)

といった武士が住んでいたことが分かっています。
中には「御典医(ごてんい)」という、城に仕えるお医者さんもいたそうです。

永島家住宅は、少し前まで永島さんという方が所有していました。
現在は川越市で管理されています。

公開日毎月第3土曜日
時間9時~16時

アクセス

永島家住宅へ

まわりにはマンションが建っています
住宅街の一角にあります。

屋敷のまわり
屋敷のまわりには草が生い茂っているのですが、この草がなかなか禍々しいです。
トゲトゲ
茎がとんでもなく鋭利・・・。
これは防壁の役割を果たしており、この辺りが武家屋敷街だった頃は一帯生い茂っていたそうです。

正門
正門。
ガイドのお爺さんが出迎えてくれます。

玄関
屋敷の玄関。
明治14年以降に改造されたそうです。
家の中を見ることは出来ません。
ただ、ガイドさんのお話では「今は中を整備しているんです。そのうち一般公開されるかもしれません」とのことでした。

土間の入り口
土間の方は入れます。

土間
土間の様子。
板の間が続いています
板の間をズーム
土間から見た板の間。

台所
土間の片隅にある台所。
かまど
中を覗くとかまどが見えます。

天井
天井。
茅葺屋根の面影が残っていました。

庭園へ
土間から屋敷の庭園へ出ます。
たけのこ
たけのこ発見!

ポンプ
昔懐かしのポンプ。
「まだまだ現役なんですよ」
とガイドさんが水をドバーッと出してくれました。

薬草の栽培
ここでは薬草を栽培しているそうです。

縁側と茶の間
庭園から見た縁側と茶の間。
庭園にある大きくてゴツゴツとした岩は溶岩石です。
茶の間
つい最近まで人が生活していたためか、茶の間はちょっと生活感があります。

四畳の間
四畳の間。
左端の大きな板は雨戸です。
四畳の間の内部
雨戸を閉めてもあちら側がガラ空きなので寒そうでした。

四畳の間の反対側に回りました。
無双窓
時代劇でよく登場する無双窓があります。
↓コレです。

ガイドさんが実際に動かして見せてくれました。

四畳の間入り口側
部屋の中。掛け時計がありました。
本当にここで人が生活していたんですね。

また玄関へ
これでお屋敷を一周しました。
土間の外壁
でも、2周・3周している人が多かったです。

敵の侵入を防いでいた?七曲り

道が幾重にも折れ曲がっている場所のことを七曲りといいます。
永島家住宅は七曲りに囲まれています。

googleマップで歩いてみてください。
道の複雑さが分かると思います。

七曲りが作られた目的は定かではありません。
防衛上の目的で作られたという説もありますし、武家地を拡大していく上で自然に生まれたのではないかとも言われています。

川越市街地には、この様な複雑な道がたくさんあります。
鈎の手(直角に曲がる狭い道)や丁字路、袋小路・・・。

自動車教習所で「どこにこんな面倒な道があるんだよ!」と思わず突っ込みたくなったあの道が、川越にはあるのです。

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