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なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

川越市といえばさつまいも。
市内にはさつまいも料理を提供しているお店がたくさんあります。

ところで、どうして“川越=さつまいも”なのでしょうか?
今回は川越でさつまいもの栽培・利用が盛んになった歴史を紐解いていきます。

川越周辺で採れるさつまいも「川越いも(川越芋)」の特徴

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

川越周辺の地域(川越市福原・大東・高階地区と、所沢市・狭山市・新座市・美芳町)で採れるさつまいものことを「川越いも(川越芋)」といいます。

日本でさつまいもの栽培が盛んに行われるようになったのは江戸時代からでした。
当時は「川越いも」といえば、武蔵野台地の川越藩と、そこに隣接する村々で生産されるさつまいものことを指していたそうです。

川越で生産しているさつまいもの品種

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

川越市内では、主に以下の品種を栽培しています。

紅あずま 関東地方で人気の高い品種。
皮は紫がかった濃い赤で、果肉が黄色く粉っぽいのが特徴です。
加熱すると、ホクホクとネットリの中間くらいの食感になります。
高系14号 貯蔵性が高く、加工用として優れています。
皮は赤みが強くで少し厚め、果肉はクリーム色で粉っぽいのが特徴。
糖度が高く、加熱するとホクホク食感の甘い芋になります。
クイックスウィート 2005年に品種登録された、比較的新しい品種。
見た目は紅あずまによく似ていますが、切ると果肉の外輪に白い乳液が染み出してきます。
電子レンジで加熱するだけで、石焼いも並みの甘さを楽しめるのが特徴です。
紅まさり 皮はさつまいもらしい赤色で、果肉は淡い黄色。
蒸すとネットリ食感になり、高系14号より甘いのが特徴です。
紅赤(べにあか) 関東地方を代表する品種で、「金時」とも呼ばれています。
昔は川越いもといえば紅赤でしたが、最近は紅あずまに押され気味。
「幻のいも」と呼ばれるほど希少な存在になってしまいました。
しかし、その品質の高さとレア度から、「富の川越いも」として高級ブランド野菜となっています。

収穫時期は9月~11月で、最盛期は10月です。

始まりは所沢から…川越いもの歴史

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

川越いもの栽培は、1751年から始まりました。
さつまいもの普及を図り、「甘藷先生」と呼ばれていた青木 昆陽(こんよう)が栽培法を確立してから、16年後にあたります。

川越地方で初めてさつまいもの栽培が行われた場所は、現在の所沢市南永井だったそうです。

当時、その地域の名手だった吉田 弥右衛門は、さつまいも栽培の先輩にあたる上総国(かずさのくに)志井津村(しいついむら)(現在の千葉県市原市椎津)から種いも200個を取り寄せて、栽培を開始しました。

吉田家には現在でも当時の様子を記した「吉田家文書」という記録が残されており、所沢市の文化財に指定されています。
また、吉田家の庭には「川越イモ始作地」の記念碑も建てられています。

“川越=さつまいも”になったのは、江戸の焼いもブームがきっかけ

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

“川越=さつまいも”のイメージが定着したのは寛永時代、1700年代末のことです。

当時、江戸の町では、焼いもが庶民のファストフードとして一大ブームに。
この大ヒットを受けて、近くの村々では「これはチャンスだ!」とばかりに、さつまいも栽培を開始しました。
その中でも川越いもは特に品質が優れていたそうで、最高級品として扱われていたといわれています。

天保期(1830年~1844年)には、「諸国名物番付」に「さつまいもの代表産地は川越地方である」と記載され、川越いもは「本場もの」として高く評価されていました。
これが、「川越=さつまいも」となった理由です。

「九里よりうまい十三里」の誕生

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

江戸の焼いも屋は、「九里よりうまい十三里」と看板に書いて商売をしていました。
これはキャッチコピーのようなもので、「栗よりも13里(江戸から川越までの距離=「川越いも」のこと)の方が美味しい」という意味です。

また、9里+4里(くり+より)=13里 もかけています。

※ただし、諸説あります。

さつまいもフォルムが可愛い!川越市のマスコットキャラクター、ときも

「ときも」は川越の象徴「時の鐘」と、名産品のさつまいもから生まれた川越市のマスコットキャラ。
品種は紅赤で、頭には時の鐘が乗っかっています。

ときものプロフィール

誕生日 10月13日(さつまいもの日)
特技 芋版で自らの姿をスタンプすること。芋づる式に友人を増やすこと。
趣味 検定受検、畑仕事
好きな食べ物 焼き芋、B級グルメ
好きな言葉 「九里よりうまい十三里」、「友だちの友だちは皆友だち」
座右の銘 Time is money(時は鐘鳴り)

イベントやグッズによって、色々な恰好で登場します。

川越いもの直売・いも掘り体験ができる農園

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情

川越市内の一部のさつまいも農園では、いも掘り体験などを実施しています。
シーズンは9月~11月上旬頃まで。
みんなでワイワイ楽しんでくださいね!

武蔵園 直売・宅配 Map 東武東上線「ふじみ野駅」西口から「上富・セントラル病院・三芳役場経由~鶴瀬駅西口折返し線」 「角屋」下車 徒歩1分
中川農園 直売・宅配 Map JR・東武東上線「川越駅」西口から西武バス「今福中台」行き 「中台橋」または「今福武蔵野」下車 徒歩2分
坂本農園 直売・宅配・いも掘り Map 西武新宿線「本川越駅」、JR・東武東上線「川越駅」西口から西武バス「今福中台」行き 今福武蔵野下車 徒歩3分
荒幡農園 直売・宅配・いも掘り Map 西武新宿線「南大塚駅」南口 徒歩19分
あらはた園 直売・宅配・いも掘り Map 西武新宿線「南大塚駅」南口 徒歩18分

川越いも&川越いもを使ったお菓子

富の川越いも 埼玉県三芳町


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「第54回農林水産祭 むらづくり部門」で天皇杯を受賞した、三芳町川越いも振興会による富の川越いも。

川越いも 紅あずま


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どんな料理にも合う、さつまいもの定番品種。

川越芋 スイートポテト&ひとくちラスク 詰め合わせ


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丸くて食べやすい「ひとくちラスク」(全国菓子大博覧会 名誉総裁受賞)と、三芳町の早川園で採れた川越いもを使用している「川越芋 スイートポテト」の詰め合わせセットです。

川越芋プチケーキ

なぜ“川越=さつまいも”?栗よりうまい川越いもの歴史事情
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川越芋を練りこんだプチケーキです。
職場など大勢に配る時に便利なお土産!

川越市内で食べられるさつまいもフードは、下の記事で紹介しています!

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富築

富築

埼玉県と美味しいもの・可愛いものが大好きなwebライター。川越在住。
蔵の町周辺をよくぶらついています。
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