一通り川越の観光を済ませたあとは、休憩もかねていつもとは違う特別な時間を過ごすのはいかがでしょうか?
そんなときにおすすめなのが、川越の雑貨店「マドモアゼルルゥルゥ」で開かれている刺繍のワークショップ。
ここでは1、2時間程度で自分だけの作品を作り上げることができるんです。ひと針ひと針、丹精込めて縫った刺繍小物は自分へのご褒美にもぴったりですよ。
そこで今回は川越で優雅なひと時を過ごせるお店「マドモアゼルルゥルゥ」で、刺繍ワークショップに参加してきました!
ライター:茂木たまこ
目次
川越の町並みに溶け込む雑貨店「マドモアゼル ルゥルゥ」
「マドモアゼル ルゥルゥ」があるのは、川越のメイン通りである「蔵造りの町並み」から一本外れた通り。
ノスタルジックな雰囲気が魅力的な「大正浪漫通り」に位置しています。
大きな看板と入口のステンドグラスが目印の店舗は、歴史を感じる古民家を改築したもの。
思わず写真を撮りたくなるようなたたずまいが印象的です。
春を感じさせるミモザの花が出迎えてくれる店頭。
入口にかけられたフラッグには刺繍がほどこされています。
メルヘンでどこか懐かしい雰囲気の店内
店内にはヨーロッパを連想させる可愛らしい雑貨がズラリ。
ワークショップを開催している先生が手がけた刺繍作品を購入することができます。
可愛い刺繍小物ばかりで、ワークショップの前からお財布のひもが緩くなってしまいそう。
「マドモアゼル ルゥルゥ」では刺繍雑貨以外にも、輸入雑貨「KADERIA」の商品も取り扱っています。
壁面には可愛らしいパッケージの缶がずらりと並んでいました。
中身はお茶やお菓子だそうですが、小物入れとして使うのもいいですね。
ここでしか買えない商品ばかりなので、お土産にもぴったりです。
他にも飾っておきたくなるほど可愛い手芸用品も販売しています。
アンティーク風の糸切はさみがとっても素敵。
実用雑貨ながらお店の雰囲気にもマッチしています。
難易度からも選べる「マドモアゼル ルゥルゥ」のプラン内容
「マドモアゼル ルゥルゥ」で受けられるワークショップのプランは以下の通りです。
プラン |
難易度 |
料金(税込) |
一色刺しゅうのブローチ |
★☆☆☆☆ |
1,100円 |
猫の刺しゅうブローチ |
★☆☆☆☆ |
2,750円 |
バラの刺しゅう巾着 |
★☆☆☆☆ |
1,650円 |
コトリの刺しゅうブローチ |
★★☆☆☆ |
2,750円 |
一色刺しゅうで作るエコバッグ |
★★☆☆☆ |
2,750円 |
イニシャルのビーズ刺しゅうバッグチャーム |
★★★☆☆ |
2,750円 |
2022年限定プラン・トラの額縁 |
★☆☆☆☆ |
1,100円 |
ワークショップへの参加は小学生以上であればどなたでも可能です。デザインや難易度が事前にわかるので、好みのプランを選択しましょう。
また「マドモアゼル ルゥルゥ」では、ワークショップの他に継続的に習える刺繍教室も行っています。
近くに住んでいて、より本格的に刺繍が習いたい人は教室に通ってみるのもおすすめです。
今回私は「バラの刺しゅう巾着」。友人は「猫の刺しゅうブローチ」に挑戦することにしました。
はたして上手にできるのかドキドキです!
「マドモアゼル ルゥルゥ」で刺繍に挑戦!
ワークショップは店舗の奥で行っています。
奥に進んでいくと、川越らしい雰囲気が感じられるレトロな作業スペースが。
アンティークな家具と古民家らしい和風の内装が相性抜群でテンションがあがります!さながら気分は大正時代のお針子さんです。
刺繍作家の先生にレッスンしてもらえる!
今回刺繍を教えてくれるのは、刺繍作家として活躍されているシマヅカオリ先生。
この日着ていたブラウスやカーディガンは、全て自分で刺繍をほどこしたものだそうです。
春らしい色合いとナチュラルな刺繍が素敵ですよね。
後ほど先生が手がけた他の作品も紹介します。
作業開始
今回私が作るのはバラの刺繍をあしらった巾着。
既に見本と使う道具が用意されていました。
一方、友人は猫のブローチ作りに挑戦です。
まずは前もって先生が作成してくれた猫ちゃんの中からブローチにしたい顔を選びます。
どの子も魅力的で悩んでしまいますね!
デザインが決まったら早速刺繍スタートです。
猫の刺しゅうブローチ
まずは友人が作成する猫の刺繍ブローチから。
最初に先生がお手本を見せてくれるので、その通りに縫い進めていきます。
金糸でブローチの枠部分をチクチク。
黒い布に金色が映えますね。
金糸部分が縫い終わったらブローチのポイントとなるビーズ刺繍をしていきます。
ひとつずつビーズを縫いつけて……
刺繍が完成。真ん中のスワロフスキーがアクセントになっていて、とっても華やか!
続けてブローチの形にカットして、猫の刺繍とピンの部分を張り付けていきます。
接着方法はアイロンで熱を加えるだけなので簡単。
ゆっくり丁寧にアイロンを押し当て、くっついたか確認したら最後に余分な裏地部分をカットして完成です!
存在感のある可愛いブローチが仕上がりました!
洋服だけでなく、かばんや小物に付けても良さそう。
バラの刺しゅう巾着
こちらも同じく先生のお手本通り作業を進めていきます。
最初は葉っぱの部分を刺繍していきます。
先生のお手本を見ていると簡単そうに見えるのですが、意外と難しい……。
苦戦しながらも葉っぱ部分を縫い終わりました。
なかなか見本通りにはいきませんが、これはこれで味があって可愛いです!
刺繍糸は光沢があるので、少しモチーフが入っただけでも一気に華やかになりますね。
続いて今回のメインともいえる花の部分に!
まず星形に縫ってから、くるくるっと糸を編んでいくとバラの刺繍が完成。
ここまでくると徐々に慣れてきてスピードも上がってきます。
赤が入ると一気に印象がかわりました!ふんわりした立体的なステッチが可憐です。
一度のワークショップで色々なステッチが学べるのは嬉しいポイント。
そして最後にワンポイントとして白の刺繍を足したら完成です!
自分だけの刺繍小物が完成
私の巾着は見本とは別物の仕上がりになってしまいましたが、とっても可愛くできて大満足。
少し個性的でもハンドメイドの味が出ますし、全て自分が縫った刺繍だと思うと愛着もひとしおです!
たとえ間違ってしまっても先生が丁寧にフォローしてくれるので、細かい作業に自信がない人も安心ですよ。
実際私も不器用すぎて「先生!助けてください!!」と何度も助けを求めてしまいました……。
友人は1時間程度、私は1時間半ほどで完成。
集中しつつも楽しくおしゃべりしながら作業できるので、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
手作りの温もりを感じられる刺繍作品
最後に先生が作った作品を見せてもらいました!
作品はビーズ刺繍をあしらった華やかなアクセサリーや、ポップな動物モチーフの刺繍までさまざま。
ワークショップとは別に開催している刺繍教室では、生徒さんの希望で色々なものを作ることが多いそうです。
小物だけでなく大きな布一面に刺繍をほどこした大作や、お洒落な刺繍のお洋服もありました。
無地の洋服も刺繍が入るとグッと印象的になります。なにより1着しかないという特別感が嬉しいですよね。
先生は「猫と私の刺しゅう時間」という刺繍の教本を出版されているので、もっといろいろな作品を見たい人はぜひチェックしてみてください。
川越「マドモアゼル ルゥルゥ」で新たな趣味を見つけよう!
観光地であることを忘れ、ゆったりとしたひと時を堪能できる「マドモアゼル ルゥルゥ」の刺繍ワークショップ。
レトロな川越の雰囲気に浸りながら、世界に一つだけの特別な作品と思い出が作れました。
また最近はお家で過ごす時間が増え、インドアな趣味が注目されています。少ない道具で手軽に始められる刺繍は、お家時間の過ごし方にぴったり。
「マドモアゼル ルゥルゥ」のワークショップを機に、新たな趣味として刺繍を始めてみてはいかがでしょうか。
川越の刺繍教室「マドモアゼル ルゥルゥ」へのアクセス
本川越駅から徒歩約5分