2017年7月2日、蓮馨寺で「川越Farmer's Market」が開催されました。
目次
川越Farmer's Marketとは
毎月1回くらいのペースで開催されている、地元・川越の旬の農産物などを販売するイベントです。
野菜だけでなく、フード・ドリンクコーナーや雑貨販売、ワークショップも展開されます。
テーマは「生活を豊かにするマーケット」。
スーパーへ行くよりも安くて新鮮な野菜が買えるだけでなく、子どもの食育にもぴったりなマーケットです。
2017年7月回は、昭和の街とコラボ
蓮馨寺の周辺は「昭和の街」と呼ばれており、この回では寺のすぐ近くに並ぶ商店街とコラボレーション。
イベント参加店を巻き込んだ、今まで以上に規模の大きいFarmer's Marketとなりました。
今回はその一部をご紹介します。
朝から大にぎわいの境内
開場したばかりの10時30分に到着したのですが、会場は既にたくさんの人で溢れていました。
イケ茶
真夏日で汗だくだったので、まずは水分補給。
イケてる狭山茶「イケ茶」の文化を広めている、茶龍路(サリュウロ)さんの冷茶をいただきます。
あまりにも喉が渇いていたため、勢いでノーマル冷茶を頼んでしまったのですが、他にも「はっさくレモン冷茶」や「いちご、もも冷茶」などがあったようです。
昭和の街イベントお馴染み!「オリジナルコッペパンを作ろう」
昭和の街ですっかりお馴染みになった企画、「コッペパンに昭和の街のお店の具を挟んで、オリジナルコッペパンを作ろう!」。
今回は16店舗が対象になっているようです。
パン屋「リュネット」で専用のコッペパンを購入。
このパン自体がなかなか美味しいのです。
「コッペの具 塩さば 200円、オムライス 200円」
具一覧のチラシを見たとき、この意表を突くようなメニューが気になって仕方なかったのです。
塩サバを挟んでもらいました。
意外な組み合わせでしたが、これが意外と美味い!
塩サバだけではパサついてしまいがちですが、滑らかなタルタルソースが上手くカバーしていました。
私が店内でパンの写真を撮っていると、店主さんから
「『昭和の街』らしいものとコッペパンを一緒に撮影して係員の学生に見せると、ドリンク1杯無料になるんですよ」
というアドバイスが。
店内で食事をしていたお婆ちゃんもにっこり。
農園直売の野菜がいっぱい!
(牧農産)
今回は18の農園が出店していました。そのうちの一部をご紹介します。
榎本農園
榎本農園では、「トマトすくい」がちびっ子たちに人気でした。
瑞々しくて美味しそうですが、すくったトマトの持ち帰りはNG。
トマトを1つすくうことが出来たら、野菜と交換してもらえます。
なるかわ農園
なるかわ農園のトウモロコシクイズ。
「このトウモロコシは何粒あるでしょう。当たったらトウモロコシ1本あげるよ」
…問題が鬼畜すぎる!
りっせん川越
りっせん川越。
香草を中心に葉物野菜を販売。
「イエルバブエナ」は別名「キューバ・ミント」とも呼ばれ、ミントのように清涼感のあるハーブです。
本場キューバでモヒートを作るときは、このハーブが使用されています。
ふくはらファームクラブ
福原地区の野菜を集めた「ふくはらファームクラブ」。
じゃがいもなどの詰め放題を実施していました。
新じゃがが美味しそうだったので迷わず購入。
煮っころがしにしたのですが、ホクホクで美味しかったです!
武蔵野の落ち葉堆肥農法のブース
日本農業遺産に認定された「武蔵野の落ち葉堆肥農法」で作られた野菜。
落ち葉堆肥農法は、川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町で江戸時代の頃から採用されてきた農法で、味わい深い野菜が採れます。
とうもろこしを購入。
シンプルに塩ゆでにしてみました。
あまみごえ
川越のフルーツブランド「あまみごえ」。
ボックス栽培を採用し、果実にとって最適な環境を人工的につくり上げ、従来にない「あまさ」を「こえた」果物を栽培しています。この日の一押しは「あまみごえマンゴー」。
7月からは桃を、10月以降はぶどうが出荷される予定だそうです。
バリエーション豊かな飲食店の数々
LAPHUTER
さすがにコッペパン1個ではお腹が空くので、洋食店LAPHUTER(ラフテル)でハムエッグのピタサンドを購入。
卵は川越産、江田養鶏場のものを使用しています。
色だけでなく、味も濃厚で美味!
女性に大人気のラフテルのフレンチトーストは、今や江田養鶏場の卵なしには存在することができないとか。
確かに、素人の私が自宅でフレンチトーストを作ったときも、市販の卵で作ったものとは全然味が違いました。
江田養鶏場、偉大です。
ミオ・カザロ
ミオ・カザロの豚の丸焼き。
イベントでは恒例となってきましたが、やはりお客さんの目を引きつけるのか、常に人だかりができていました。
焼き菓子 野里
焼き菓子 野里。
クレアモールのまるひろの裏にある、小さな焼き菓子専門店です。
夫へのお土産にあんずのタルトを購入。夫はバクバク食べていました。
まことや
太麺焼きそばで有名な「まことや」。
この日はかき氷が大人気でした。
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筋野農園
アイス代わりに食べた、練乳をかけた冷凍いちご。
いちごの季節ではないのですが、この日のために農園で採れたいちごを冷凍保存していたそうです。
少し溶かしてから食べるとたまらない美味しさ…。
熱中症対策として、子どもに食べさせているお母さんも見かけました。
農業に関連したワークショップや雑貨屋も
野菜カービング
川越駅西口から徒歩7分、野菜カービング(彫刻)教室「ARUNADA」さんのワークショップ。
はじめは「綺麗な彫刻だなぁ」と思いながら近づいたのですが、間近で見ると全て野菜でできていました!
「川越Farmer’s Market」と書かれている作品はスイカでできているそうです。
蜂蜜絞り
野々山養蜂園による蜂蜜絞り。
初めて見る大きな蜂の巣に、子ども達がどよめいていました。
スイーツデコ
オリジナル雑貨「Marble Arch Cafe」の「スイーツデコ」コーナー。
「お野菜クッキーのバスケット」ストラップや、ヘアゴム、ペンダントなどを制作できます。
デザインがどれもかわいらしく、女の子に人気でした。
充実の休憩・食事スペース
座ってゆっくりと食事を摂れるよう、境内にはテーブル席や椅子がたくさん用意されていました。
境内の中でも木々が生い茂っているスペースは、猛暑日でも涼しい天然のクールスポットです。
ここは子ども連れに人気でした。
講堂では親子参加型プログラムを開催
講堂1階では、親子で楽しめるイベントが開催されていました。
上の写真は「アイロンビーズで立体のスイカや金魚を作ろう!」
こちらは「ホロスコープから香りを選ぶ、あなただけのアロマミスト」。
子どもよりもお母さんの方が真剣でした。
講堂の目玉プログラム、「ちいひろば親子積木大会」。
5,000個の積み木で好きに遊べるコーナーです。
これだけあれば何でも作れそうですね!
常に係員さんが見守っていてくれるから安心。
会場は境内だけじゃない!
今回のマーケットは、蓮馨寺を含めた全7か所の会場でイベントが開催されていました。
その範囲は、川越工業高校から菓子屋横町のちょっと先まで。
さすがに全てを見てまわるのは無理だったので、お寺から一番近かった「小江戸カントリーファームキッチン会場」へ行きました。
小江戸カントリーファームは、八百屋さんが営業しているバイキングレストランです。
店内には川越産の新鮮野菜を使ったメニューがいっぱい!
特にトマトが甘くて美味しかったです。
店員さんとシェフがとても親切で、「さすがに赤字になるんじゃないかな」とこちらが心配になってしまうくらい、色々とサービスしてくれました。
最初から最後まで、とても賑やかなマーケットでした。
夕方には用意していた野菜が完売してしまう農園も多々あり、中にはとうもろこしが500本以上売れたブースも。
観光スポットとして人気のある蓮馨寺をメイン会場として設定したのも、功を奏したのかもしれません。
たまたま観光に来た人たちが「何のイベントやってるんだろう?」と覗きに来て、ついでに野菜を買って帰る…という姿もよく見られました。
農業をより身近に感じられる「川越Farmer's Market」。
川越の中心街で定期的に開催されているので、見かけたときはぜひ足を運んでみてください。
農業に対する考え方がきっと変わりますよ!