歴史的な町並みが魅力の川越は「着物の似合う町」としても有名です。着物で町を歩けば、まるで昔にタイムスリップしたかのような特別感が味わえますよ。
ただし着物で川越を歩いてみたいと思っていても、「準備が面倒」「川越まで着ていくのは大変」という理由で挑戦できずにいる人も多いはず。
そんな人におすすめなのが、着物のレンタルサービスです。実は川越には気軽に着物をレンタルできるお店がたくさんあるんですよ。
そこで今回は、数あるお店の中から「れんたるきものや 寛kan」を紹介します。
友人と着物をレンタルして、実際に町歩きもしてみました!
移転情報
れんたるきものや 寛kanは以下の住所に移転しました。
川越市六軒町1-12-2(Googleマップ)
- 川越市駅徒歩4分
- 本川越駅徒歩6分
以下の記事の内容は店舗移転前のものです。現在、記事中の写真の場所には別のお店が入っています。
お間違えのないようお気を付けください!
ライター:茂木たまこ
目次
川越「れんたるきものや 寛kan」なら手ぶらで着物が楽しめる
「れんたるきものや 寛kan」があるのは、川越のメインストリートである「蔵造りの町並み」の一画。
※こちらの店舗での営業は4月10日まで。川越市駅近くの店舗へ移転しました。
「時の鐘」や「菓子屋横丁」といった観光スポットが近いので、着替えたあとにすぐ散策を始められます。
また通りには目印として着物のトルソーが置かれているので、お店がどこにあるのか一目瞭然です。
ノスタルジックな雰囲気の通路を進んでいくと、お店の入口が見えてきます。
店頭まで着いたらインターホンで来店を知らせましょう。
スタッフの方がにこやかに出迎えてくれます。
「れんたるきものや 寛kan」のコースと店内の様子
れんたるきものや 寛kanには、街歩き用のレンタルコースが複数用意されています。
1人で利用できるものから、カップルやご家族、4名以上の団体向けのプランなど様々です。
どのコースでもフルレンタルが可能なので、手ぶらで気軽に利用できます。
ただし、17時までにお店に戻れるよう注意してください。時間に余裕を持って、着物での街歩きを楽しんでくださいね。
早速中に入ると、ものすごい量の着物が目に飛び込んできました。
アットホームな雰囲気の店内には、さまざまな柄の着物が所狭しと並べられています。
今回は冬用の着物から選びましたが、夏には着物だけでなく浴衣も選べるそうです。
また人気の柄は早い者勝ちなので、柄にこだわりたい人は午前中に予約してみてくださいね。
「れんたるきものや 寛kan」で着物体験スタート!
今回は友人と2人で着物体験をしてきました。
着物は大学の卒業式ぶり。
普段の生活では全く着る機会がないのでワクワクです!
お気に入りの1着を選ぼう
まずは着物選びから。
古典柄からレトロモダンまで幅広く可愛い柄が揃っていました。
どの柄も素敵で目移りしてしまいます!
実際に羽織ってみながら決めることもできますよ。
悩んだ末、選んだ着物がこちら!
色味を合わせて友人とリンクコーデにしてみました!
着付けスタート
着物が決まったら、いよいよ着付けスタートです。
ここからはあっという間。
熟練の技でテキパキと着物を着せてくれます。
スタッフさんはマスクの上からフェイスシートを付けて対応してくれるので、至近距離でも安心です。
小物選び
一通り着物が着れたら、次に帯を選んでいきます。
帯ひとつでも印象がガラッと変わるのが着物の面白いところ。
種類が多いので悩んでしまいますが、スタッフさんにアドバイスをしてもらいながら楽しく選べました!
柄×柄の組み合わせでも意外としっくりきますよ。
また、帯の結び方は着物のイメージでその都度変えてくれます。
私と友人もそれぞれ違う結び方で可愛く仕上げてもらいました。
帯が締まると一気に背筋が伸びてシャンとします!
心なしか歩き方もキレイになった気が。
続いてバッグを選んでいきます。
純和風な巾着も良いですが、モダンなデザインのバッグと合わせると一気に大正浪漫な雰囲気に。
自分のイメージに合わせてトータルコーディネートができます。
そして最後に帯締め、草履を選んだら着付けは終了です。
ヘアアクセサリーも選べる!
髪に付けるアクセサリーも種類が豊富。
普段は付けられないような和小物ばかりでテンションが上がります!
着付け完了!
いろいろ悩みながらも40分程度で着付けが完了。
店先で記念撮影をしてもらいました。
最初は帯の圧迫感がありますが、すぐに慣れるので心配いりません。
しかも長時間着ていても苦しくないうえに、着崩れもありませんでした。
流石プロの技です!
ちなみに貴重品以外の荷物や着替えは、お店で預かってもらえますよ。
この日はちょっぴり肌寒かったのでストールも貸してもらいました。
着物にストールという組み合わせが、これまた素敵です!
そしてここからはお楽しみの町歩きタイム。
着物を着ただけで何だか川越の町並みが違って見えます。
どこを歩いても絵になるので、写真を撮るのがいつもより楽しくなりますよ。
「川越きものの日」を満喫
川越では毎月8日・18日・28日に「川越きものの日」というイベントを開催しています。
この日に和服で川越を訪れると、イベントの協賛店からさまざまな特典を受けることができるんです。
今回の取材日がイベント当日だったので、町歩きをしながら一部の協賛店で実際にサービスを体験してみました!
ぜひ「川越きものの日」に川越へ行くときの参考にしてくださいね。
※本記事でご紹介している特典は取材当時のものです。
「Mio Casalo 蔵のまち店」でドリンクサービス
まずは町歩きの前に腹ごしらえ!
メインストリート「蔵造りの町並み」の通りにある「Mio Casalo 蔵のまち店」で昼食をいただきました。
このお店では「川越きものの日」に和服で来店すると、食事をした人にソフトドリンクを1杯サービスしてくれます。
ランチメニューはボリューム満点!
着物だといつもよりお腹がきつくなるので、頼み過ぎに注意です。
映え写真に最適「ヤオコー川越美術館」
続いて川越氷川神社から徒歩3分ほどの場所にある「ヤオコー川越美術館」へ。
近代的な作りが印象的な「ヤオコー川越美術館」は、映えスポットとしてSNSで話題の場所です。
着物で絵画鑑賞というのも粋ですよね。
ここではきものの日の特典として、絵画のポストカードが1枚もらえます。
メインストリートからは少し歩きますが、腹ごなしには丁度良い距離。
近くまでバスも出ているので、あまり歩きたくない人も気軽に来館できますよ。
「亀屋栄泉」でお土産をゲット
お土産を求めて立ち寄ったのは、100年以上の歴史を持つ老舗和菓子店の「亀屋栄泉」。
きものの日は店内の商品を5%OFFで購入することができます。
川越らしい芋菓子の他に、レトロで可愛いドロップも発見しました。
自分用のお土産にもおすすめです。
他にも特典色々
「川越きものの日」には、今回紹介した店舗の他にも数多くのお店が参加しています。
なんと協賛店は総勢100店舗以上!(感染対策の一環で、一時サービスを停止している店舗もあります。)
気になる人は、ぜひホームページで詳細を確認してみてくださいね。
>> 「川越きものの日」協賛店と特典の一覧はこちら(PDF)
特別な思い出になる着物での町歩き
せっかく観光するなら何か非日常を味わいたいですよね。
着物での町歩きは、特別な思い出作りにピッタリ。
レトロな川越の町を着物姿で歩けば、それだけでいつもと違うワクワクを感じられます。
さらに着物を着ると所作や立ち振る舞いが自然とキレイになるので、まるで別人に変身したような高揚感も味わえることでしょう。
ぜひ「れんたるきものや 寛kan」で着物をレンタルして、川越の特別な思い出を作ってみてください。