川越の老舗和菓子店「龜屋(亀屋)」の一角にある、土蔵造りの美術館です。
山崎美術館とは
山崎美術館は、「亀屋中興の祖」と呼ばれる四代目・山崎嘉七(豊)の生誕150年を記念して、1982年(昭和57年)にオープンしました。
館内には山崎家に代々伝わる美術品や工芸品の数々が展示されています。
美術館は「亀屋」本店の一角に建つ蔵を利用しており、建物自体にも一見の価値があります。
開館時間 | 午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで) |
休館日 | 木曜日(祝祭日の場合は開館) |
入館料 | 大人500円、高校・大学生350円、小中学生300円、障碍者割引あり 日曜祝日は小中学生 無料 |
アクセス
美術館の様子
大正浪漫通りから見た山崎美術館。
真っ黒の大きな蔵が目印です。
この入り口から「あら、何かしら?」と中を覗き込んでは、「何だかよく分からないわね。そんなことより時の鐘見に行きましょ!」と立ち去ってしまう観光客さんをよく見かけます。
この日は春季展でした。
季節毎に「新春展」「初夏展」「爽秋展」「師走展」などがあります。
展示物はその時々で変わりますが、川越を代表する絵師・橋本雅邦による作品は一年中展示されています。
建物に足を踏み入れると、ちょっと洞窟っぽい場所に出ます。
右側に受付があります。
係りの人がいない場合は、さらに奥の扉の向こうか、休憩所にいるはずです。
館内は撮影禁止。休憩所まわりのみ撮影OKということでしたので、美術作品については一切撮影しておりません。
ここで少し、山崎美術館のメインである橋本雅邦について触れておきましょう。
橋本雅邦の最高傑作「龍虎図屏風」
この絵は見たことのある人も多いのではないでしょうか。 |
橋本雅邦とは
雅邦の父・橋本晴園は、川越藩お抱えの絵師でした。
転機となったのは、明治初頭に起きたアーネスト・フェノロサ(アメリカの東洋美術史家)による伝統絵画の復興運動でした。 ※東京美術学校: |
亀屋と橋本雅邦の繋がり
「亀屋」山崎家4代目・山崎豊は、商業や産業だけでなく、教育に関しても熱心な人でした。 山崎豊は雅邦から受けた作品を全て大切に保管しました。 |
館内を一通り見て回った後は、こちらの休憩所でお茶とお茶菓子を頂けます。
奥の座敷でも休憩出来ます。
亀屋の「亀の最中」を頂きました。
こし餡とつぶ餡があります。
個人的にはこし餡の方が好みです。
美術館に隣接している駐車場。
4台まで駐車出来ます。
車が停まっているところをほとんど見たことがないので、ほぼ確実に駐車出来ると思います。
というより、ここを駐車場だと認識していない人が多い様な気がします。
このエリアのお勧めランチスポット
小江戸 オハナ
玉子焼きや親子丼、玉子サンドが美味しい、玉子料理のお店です。
一番人気の親子丼。
オハナと言えばこの親子丼です。
以前はオムライスもあったんですが、今は作っていないそうです・・・。
親子丼の味付けは甘め。
味を変えたい場合は、テーブルに置かれている「親子丼専用 七味」を使ってください。
味が引き締まります。
また、オハナでは玉子焼きや玉子サンドをテイクアウト出来ます。
食事の注文時に一緒に頼んでおけば、待ち時間無く受け取れるのでおすすめ。
今回は玉子焼き(2人前)をテイクアウトしました。
出汁でタプタププルプルです。
食べてみると、さらに出汁が中からジュワーっと染み出してきます。
かなり食べ応えがありますよ。