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春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる

中院の境内、島崎藤村ゆかりの茶室「不染亭」で茶道に触れてきました。


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SaKuRaCafeとは

春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる

桜や紅葉の名所として有名な中院では、毎年3月下旬~4月上旬に数日間限定で、純和風カフェ「SaKuRaCafe(さくらカフェ)」が開かれます。

2018年度は、3月31日~4月1日(10:30~15:00受付)の2日間だけオープンしていました。

中院と茶との関わり

春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる

中院は「河越茶・狭山茶発祥の地」といわれています。
慈覚大師円仁和尚が開山する際、薬用として境内で茶を栽培したのがはじまりだそうです。
そのため、境内には「狭山茶発祥之地」という石碑が建てられています。

茶との関わりが深い中院。
そんな中院では、境内にある茶室「不染亭」や本堂、大書院などで定期的に茶会が開かれています。

中院と島崎藤村

春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる

SaKuRaCafeは、中院の境内にある茶室「不染亭」にオープンします(日程によっては、他の場所になる場合もあります)。
この茶室は、島崎藤村の義母で彼の茶道の師でもあった加藤みきに、藤村が贈ったものです。

敷地内の墓地には加藤みきの墓もあり、墓石の戒名「蓮月不染之墓」は藤村の直筆であるとされています。

島崎藤村 茶道の師、“不染”。中院に籠められた想い

実際に茶をいただいてきました

カフェオープン初日、18年3月31日に行ってきました。

続々と人が集まるSaKuRaCafe

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たまたま中院を訪れた人も含め、みんな吸い寄せられるようにカフェの方へ歩いていきます。

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茶室の前に立っていた看板。
可愛らしいデザインです。

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茶室の前にはたくさんの先客が。
とても人気があるようです。

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圧倒的に女性客の方が多かったのですが、男性の姿もちらほらと確認できました。

茶道のルールにこだわらなくても大丈夫

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ようやく順番が回ってきました。
靴を脱いでお座敷に上がります。

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みなさん和服ですが、普通の洋服姿で参加しても問題ありません。
私もかなりラフな服装をしていました。

SakuraCafeは「桜とお茶を気軽に楽しむ」場なので、茶道のルールを知らなくても大丈夫です。
写真には写っていませんが、足を崩して座っている方もいらっしゃいました。

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先ほどの写真でみなさんが見ていたのは、この「花みくじ」です。
私は小吉でした…。

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お茶菓子は色とりどりのマカロン。
中院オリジナルの和菓子で、「笑カロン」というそうです。

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ひとつひとつに可愛らしいニッコリマークが描かれていました。

このマカロンがとても美味しかったです!
これまでマカロンはあまり好きではなかったのですが、「こんなに美味しいマカロンがあったのか」と驚きました。

春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる
お茶菓子を味わった後はお茶をいただきます。
今回は奥の部屋で点てたものを持ってきてくださいました。

流派などにもよりますが、茶道には「薄茶は三口半で飲み切る(三口で飲み、最後の半口で吸い切る)」というルールがあります。
しかし、「今日はこだわらなくて良いですよ。味わって飲んでください」と言っていただけたので、雑談を交えながらリラックスしてお茶を楽しめました。

春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる
春限定!中院SaKuRaCafe(サクラカフェ)で茶道に触れる
お茶碗のデザインが一人ひとり異なりました。
質問すれば、作者を教えてもらえます。

茶室には藤村愛用の品の数々が

これを一目見るためにSakuraCafeへ行ったといっても過言ではありません。

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藤村愛用の長火鉢。

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長火鉢のそばには藤村と義母・加藤ミキの写真がありました。
昭和16年に中院の境内で撮影したものだそうです。

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藤村が書いたされる掛け軸。
「心が渇いて来たーどれ、日光を浴びやうか」

 

SakuraCafeには人数制限があるため、日に何度も訪れるというわけにはいきません。
しかし、もう一度足を運びたくなってしまう、とても魅力的なカフェでした。
また来年も行きたいと思います!

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富築

富築

埼玉県と美味しいもの・可愛いものが大好きなwebライター。川越在住。
蔵の町周辺をよくぶらついています。
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