川越発のクラフトビールメーカーであるコエドブルワリーは、「麦絡別誂 朧朧(むぎがらみ べつあつらえ ろうろう)」を、21年12月22日に川越市内の酒販店を中心に発売しました。
川越の地酒「鏡山」を製造・販売する小江戸鏡山酒造とのコラボレーションにより生まれたビール(発泡酒)です。
※「麦絡別誂 朧朧」の分類は発泡酒ですが、本記事ではビールとして扱っています。
祝・川越市市制100周年!COEDO×鏡山コラボビール「麦絡別誂 朧朧」誕生
2022年、川越市は市制100周年を迎えます。これを記念し、川越のクラフトビールブランド「COEDO」と、川越の地酒「鏡山」がコラボレーション。鏡山の純米無濾過生原酒の新酒をたっぷり使用して醸造したビール、「麦絡別誂 朧朧(むぎがらみ べつあつらえ ろうろう)」が誕生しました。
日本酒が持つアロマとコク、オーツ麦による豊かな香りが見事に調和した1本です。
商品名の「麦絡別誂」は、「日本酒と麦汁を絡めて特別に仕込んだイメージ」から。そして「朧朧」は、同ビールが持つ「オーツ麦によるヘイジー(霞のかかったよう)な仕上がりでおぼろげな陰影」に由来しています。
アルコール度数は9.0%。一般的なビールよりもかなり高い数字です。
普段、あまり強いお酒を飲まない方は注意してくださいね。
COEDO 麦絡別誂 朧朧の詳細
麦絡別誂 朧朧は要冷蔵のビールです。
- 原材料名:日本酒(国産)、麦芽、オーツ麦、ホップ
- アルコール度数:9.0%
- ビアスタイル:SAKE HAZY IPA(新スタイル)
- IBU(ビールの苦味の単位):10.77
- 仕様:瓶333ミリリットル
IBUの数値は「バドワイザー」と同じくらい。「アサヒ スーパードライ」よりは低いです。
COEDO 麦絡別誂 朧朧が買える・飲めるお店マップ
麦絡別誂 朧朧はどこでも購入できるビールではありません。確実に入手したい方は、下のマップで販売店をよく確認してくださいね!
川越の地酒・鏡山の熱い歴史
川越に流れ込む秩父山系の豊富な伏流水と、武蔵野の大地で育まれた米から造られる地酒「鏡山」。
その味は全国の酒好きの間で大変高く評価されています。全国新酒鑑評会(19年度)では、「大吟醸 雫酒 鏡山」が金賞を受賞しました。
そんな鏡山を醸造する鏡山酒造が創業したのは、今から140年以上前の1875年(明治8年)のこと。伝統的な酒造りが支持され、多くの地元民から愛される酒蔵だったそうです。
ところが後継者不足により、2000年に惜しまれつつも廃業。蔵の街から酒蔵がなくなってしまいました。
当時、市民が受けた衝撃は非常に大きかったといいます。復活を望む声も多くあがったそうです。
その想いを受け、若者を中心に酒蔵復興プロジェクトが始動。2007年に同酒造は新しく「小江戸鏡山酒造」として、見事に復活を果たしたのです。
現在は川越唯一の酒蔵として、伝統を守りつつ時流も取り入れた新時代の酒造りに挑んでいます。
鏡山の特徴
品質を第一に考え、少量仕込みを徹底している鏡山。
芳醇で華やかな香りと軽い切れ味を併せ持つ、とても飲みやすい日本酒です。よく冷やしてから楽しむことをおすすめします。
クセがなく、どんな料理にも合わせやすいことも特長のひとつ。特にこってりとした味付けの料理と相性が良いです。
大人のデザートとして楽しむ鏡山
川越市内には、鏡山を使ったデザートを提供しているお店があります。自宅に持ち帰れるものもあるので、ぜひ麦絡別誂 朧朧と一緒に味わってくださいね。
※いずれもアルコール分が高いため、未成年や妊娠中の方、車等を運転される方は食べないでください。また、アルコールに弱い方も控えることをおすすめします。
かき氷で味わう鏡山
人気かき氷店のこれがかき氷では、鏡山を贅沢に使ったかき氷を提供しています。
シロップに使われているのは「鏡山 純米吟醸」。鏡山の酒粕で作られた甘酒風クリームも添えられています。
店舗情報
麦絡別誂 朧朧を販売する酒屋、勢〆本店も近くにあります!
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お土産にもぴったり!地酒ゼリー
老舗和菓子店の「くらづくり本舗」では、「鏡山 吟醸酒」を使ったフルーティな香りのゼリーを販売しています。
おやつとして、ちょっとした手土産やお中元として。淡麗辛口な風味がたまらないゼリーです。
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