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川越・あいな茶屋でそば打ち体験!石うすで粉から作る超本格派

川越の安比奈親水公園すぐそばで、本格そば打ち体験が楽しめるスポット、あいな茶屋をご紹介します!

皆さんはそば打ちを経験したことはありますか?生地をこねたり均等な太さに切ったりと、そば打ちは結構大変な作業ですが、できあがったそばの味は格別ですよね。

なんとあいな茶屋では、そば粉を作るところから体験することができるんです!しかも昔ながらの石うすで。これぞ、本当の手作りそば体験スポットです。

そば打ち体験教室は全国各地で開かれていますが、そば粉を作るところから体験できるスポットは非常に珍しいはず。

そこで今回は、私からすけが、そばの実をひいてそば粉をこね、食べられるようになるまでを徹底リポート!まるで自分がそばを打っているような感覚になれる記事をお届けします。

ちなみに、このあいな茶屋さん、土日限定でモーニングが楽しめるカフェもやってるんです。

緑に囲まれたテラス席でいただくモーニングはまた格別。記事の最後でご紹介しますので、最後までお見逃しなく!

ライター:からすけ


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そばの実から始める本格そば打ち体験スポット 川越・あいな茶屋

入口

あいな茶屋があるのは、川越市安比奈新田地内。入間川沿いにある「安比奈親水公園」のすぐそばです。

上の写真の道をまっすぐ進んだ先に安比奈親水公園があります。あいな茶屋は写真右側の建物です。

階段

お店の入口周辺は緑がいっぱい!手作りの看板と相まってナチュラルな雰囲気が出ていますね。

なになに?テラス席にモーニングタイム?これは、土日限定で営業しているカフェの看板のようです。カフェもとっても素敵なので、後ほどゆっくりご説明します。

川越・あいな茶屋でそば打ち体験!石うすで粉から作る超本格派

階段を上がると、開放的なテラス席が。店舗には木がいっぱい使われており、木のぬくもりを感じる外観です。

川越・あいな茶屋でそば打ち体験!石うすで粉から作る超本格派

お店の中もナチュラルテイストで統一されています。座席はテーブルが2つとカウンター席。そば打ち体験もこちらのテーブルで行います。

一度に体験できる人数は6人まで。一度に3人分のそばを打つので、そばを打つ係と見学をする係に分かれて参加するのもアリです。

体験できるプランは2種類。そばの実をひいて粉を作るところから始めるプランと、すでにできあがっているそば粉を使ってそばを打つプランがあります。

料金はどちらも3,200円。要予約なので、前日までの予約を忘れずに!

ちなみに、予約にはじゃらんからの申し込みが便利です。空きスケジュールが一目でわかるので、予定が立てやすいですよ。

そば打ちに挑戦!丁寧なアドバイス付きだから初めてでも安心

店長

それでは、早速そば打ちを体験してみましょう!そば打ちを教えてくださるのはご主人の新井明雄さんです。

新井さんがそば打ち体験を始めた理由は、たまたま自宅に残っていた石うすを見つけたからだそう。そば打ちの知識を自分で学び、繰り返し実践することで、そば打ちを教えるほどの腕を身に着けたそうです!

石うすというきっかけを活かし、努力することでしっかりモノにする。見習うべき行動力ですね……!

「そば打ちは水分の調節と、しっかりこねることが大切だよ!」と教えてくれたご主人。そば打ちの指南、どうぞよろしくお願いします!

まずは粉づくり。石うすの重さに苦戦!

今回は、そばの実をひいて粉を作るところから始めるプランを体験します。

川越・あいな茶屋でそば打ち体験!石うすで粉から作る超本格派

まず登場したのがこちらの石うす。上部の石をぐるぐると回転させて、そばの実をすりつぶします。

石うす2

新井さんのご好意で、石うすの中を見せていただきました。

石うすの内側には細かい溝がたくさん掘られており、そばの実をすりつぶすとこの溝に沿って外に出てくる仕組みになっています。

なるほど、シンプルな作りですがこれでそば粉が作れるんですね。

石うす3

まずは新井さんがお手本を見せてくださいました。こうやって回すんだよと、石うすを軽々と回します。

石うす4

では私もレッツトライ!

あれ、これは結構重い……!腰をしっかり入れないとくるくると回りません。

新井さんは軽々と回していましたが、これはなかなか力仕事ですね!

よいしょよいしょと上半身を使って石うすを回します。おでこには汗もじわり。

そば粉

そばの実は殻ごとすりつぶすので、ふるいにかけて粉だけ取り分けます。

そば粉2

そばの実をひき終わると、きれいなそば粉ができ上がりました!ふー、そば粉を作るだけで一仕事ですね。でも本番はこれからです。

いざそば打ち。シンプルなようで奥が深い

そばの実をひいてそば粉ができたら、お次はそば打ちです!

そば打ち準備

そば打ちに使うのはそば粉と小麦粉、そして水の3種類だけ。果たして絶品そばになってくれるのでしょうか?

そば粉に水を入れる

今回作るのは、そば粉50%・小麦粉50%の5割そば。そば粉100%の10割そばもおいしいのですが、初心者だと麺にするのが難しいため、5割がおすすめだそうです。

そば粉に水が入った

そば粉と小麦粉を混ぜたら水を入れます。水はあらかじめ軽量してくださっているので安心です。

そば粉をこねる

水が入ったら全体になじませていきます。まずは指先で軽くかき混ぜて……。

そば粉をこねる2

だんだんとそば粉がお団子状になってきました。

そば粉をこねる3

混ぜ続けていると1つの塊になってきます。おや、いつの間にこんなに丸く。

これくらいになったら、生地をこねる作業も忘れてはいけません。

ここでしっかりこねることで、コシのあるそばができるそうです。

そばの生地

気が付けば器のそば粉はすっかりなくなり、きれいなひと塊になりました!

じつは、最後の仕上げはご主人に手伝っていただきました(笑)。

そばの生地をつぶす

その後は、生地の塊を手のひらで平らにつぶします。ここからはそばの生地を伸ばす工程です。

そばの生地を伸ばす

つぶした生地は「のし板」の上で伸ばしていきます。さあ、そば打ちらしさが出てきましたよ。

そばの生地を伸ばす2

最初は手のひらでまんべんなく広げます。全体が均等な厚さになるように伸ばすのがポイントです。

そばの生地を伸ばす5

ある程度広がったら「のし棒」で伸ばします。のし板いっぱいに広がるまで、しっかりと伸ばしましょう。

そばの生地を伸ばす6

仕上げに、棒に巻き付けて伸ばします。のし棒に巻き付いた生地をくるくるくる~っと広げると……。

そばの生地を伸ばす7

そば生地が完成しました!あの生地の塊がここまで大きくなるんですね。

そばの生地をたたむ

伸ばし終えたそば生地を折りたたんだら、次は生地を切って麺にしましょう。

新井さんいわく、ここからは精神力と集中力がいる作業だそう。上手くできるでしょうか?

そばの生地を切る

そばを切るときは、専用の麺切り包丁と駒板を使います。この駒板でそばを押さえるんですね。

生地を切った直後に麺切り包丁を少し傾け、駒板をずらしながら切っていくのが、麺を上手く切るコツなのだそう。

実際にやってみると、均等に切るのがとても難しい……!

太い麺や、細すぎる麺がまざることもありますが、そこはご愛嬌。しかし、麺の太さを統一すると味がよくなるらしいので慎重に進めます。

なるほど、確かにこれは精神力と集中力を使いますね。

そば

なんとか切り終わりましたが、あれだけの生地を切るだけでも、かなりの集中力を費やしました。

少し不ぞろいな部分もありますが、はじめてにしては上出来でしょう……!

そばが完成!肝心のお味は……?

そばつゆ

切り終えたそばは、その場でゆでて食べることができます。

体験1人分で作るそばの量は300g。今日は、私と妻の2人で来たため、軽めのお昼としていただくことに。

ゆで上がったおそば

じゃじゃーん!そばがゆで上がりました!おいしくできるか不安でしたが、これはなかなかおいしそうなのでは!?

そばを食べる

そばを口に運んでみると、ツルツルのシコシコ!ずぞぞーっと勢いよく口に入ってきて、そばの喉越しを楽しむことができました。

そば打ちの経験が無くても、ちゃんとおいしいそばが作れるんですね。

そばを食べる

妻も夢中になってそばを手繰っています。

そばがおいしくできたのは、新井さんのアドバイスのおかげでしょ!と、一言。

はい、まったくそのとおりです。

完食

あっという間に食べ終わってしまいました。まさか自分で打ったそばがこんなにおいしいとは!

それも新井さんのアドバイスのおかげ。そば打ちのコツを要所要所で教えてくださるので、誰でも絶品のそばを打つことができるんです。

かくして、初めてのそば打ち体験は大成功!無事、おいしい手打ちそばにありつけたのでした。

そばを食べきれない場合は?

そばを一度に食べきれない場合は、ゆでずに持ち帰ることもできます。

半分だけ食べて、半分は家族へのお土産にするのもおすすめですよ。

土日にはモーニングが楽しめるカフェに早変わり

モーニングタイム

平日はそば打ち体験を楽しめるあいな茶屋ですが、土日はカフェに早変わり!

モーニングタイムは、ワンコインでモーニングセットを楽しめます。

カウンター

落ち着いた雰囲気のカウンターでお食事をいただくのもいいですね。

今回は天気もよかったので、テラス席でいただくことにしましょう。

テラス席

こちらがテラス席です。木漏れ日がキラキラと差し込み、木々の間を爽やかな風が通り抜けます。週末の朝食をこんな場所で楽しめるなんて最高ですね!

ホットサンド

こちらがモーニングセット(500円)。ホットサンドとサラダ、コーヒーも付いてきます。

う~ん、ホットサンドの焦げ目が食欲をそそります。

ホットサンド2

ホットサンドの中はチーズがとろ~り。ベーコンが多めに入っていて、食べ応えも満点です。

テラス席

テラス席の向こうには安比奈親水公園が広がっています。入間川の河川敷に作られた公園なので遮るものがなく、広々とした景色が楽しめます。

耳を澄ますと鳥たちの声が。ここが川越だということを忘れてしまいそうですね。

できることなら、しばらくここでゆっくりしていたい。いればいるほど心地よいモーニングカフェでした。

そば打ちを1から体験できる。自然豊かなあいな茶屋

石うすを回す

そば打ちを言葉通り1から体験できるスポット、あいな茶屋。

そばの実をひく作業は、もはやひとつのアトラクションです。皆でワイワイ体験しても盛り上がりそうですね。

そば打ちは、生地を念入りにこねる粘り強さが試されます!しっかり力強くこねあげて、コシのあるツルツルシコシコの麺を楽しみましょう。

「そば打ちには興味があるけど、いきなり体験するのは不安」という方でも大丈夫。ご主人が適切なアドバイスをしてくれるので安心です。

ぜひ一度、自分で作った100%手作りのそばを楽しんでみてくださいね。

あいな茶屋へのアクセス

  • 電車:JR川越線「笠幡駅」から徒歩約25分
  • バス:JR・東武東上線「川越駅」西口もしくは西武新宿線「本川越駅」から西武バス「かすみ野行」乗車、「水久保」下車、徒歩10分
  • 車:関越自動車道「川越IC」から約15分

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からすけ

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川越在住のウェブライターです。 良質な記事を届けるために、チョコとコーヒーを嗜みながら記事をもくもくと書いております。

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