2017年5月28日、小江戸蔵里で「川越パンマルシェ 2017」が開催されました。
目次
川越パンマルシェとは?
「川越パンマルシェ」は、川越で頑張る小さなパン屋さんと、その仲間たちのプチマルシェ。
2012年5月以降、毎年1回のペースで開催されています。
お店同士や、お店とお客さん同士が繋がる、美味しくて楽しいパン祭りです。
2017年度は、
- 川越のパン屋さん 11店舗
- パンの仲間たち(ハンバーガー、ホットドッグ) 2店舗
- 川越以外のパン屋さん 4店舗
- 雑貨店 2店舗
が参加しました。
主催:川越パンマルシェ実行委員会 (株)まちづくり川越
後援:川越市 公益社団法人 小江戸観光協会
協力:一般社団法人日本パンコーディネーター協会
2016年度の様子
川越パンマルシェ 2016 に行ってきました
2017年度の参加店(川越市内)を紹介
善太郎
夫婦ふたりで営んでいる、やさしい味のパンと温かい接客が魅力的なホッとするパン屋。
松江町郵便局の裏手、住宅街の中にあるお店です。
曜日によってパンが変わり、中でもブリオッシュ食パンやコロッケパン、激辛カレーパンが人気。
ベッカライ0044
東武東上線「霞ヶ関駅」、東京国際大学そばにあるパン屋。
私も資格試験で東京国際へ行ったときなどにお世話になっています。
保存料やイーストフードは不使用。
「毎日買いたいと思ってもらえるパン」作りを目指しているそうです。
パンマルシェでは当日限定のパンもたくさん用意していましたが、あっという間に完売してしまいました。
ブーランジェ リュネット
しっかりと焼き上げたハード系のパンが一押し。
そのほか、旬のフルーツを使用したパンなど、季節感溢れる商品も豊富に取り揃えています。
地元川越の食材を積極的に取り入れており、カンパーニュには野々山養蜂園の蜂蜜を、抹茶は河越抹茶のものを使用。
生地には埼玉県産・北海道産の小麦を使い、パンの中に入れるクリーム類もできる限り手作りを心がけています。
WACCI
白神こだま酵母と国産小麦を使用した、こだわりのパンを焼いているお店。
「白神こだま」は、世界最大級のブナ原生林を誇る白神山地の土中から採取された酵母で、発酵力に優れているといわれています。
この酵母を使っているWACCIのパンは、どれもしっとり柔らか。
購入後もパンの質感がどんどん変わっていき、状態に合わせた食べ方を考えるのも楽しいです。
ベーカリークレープ
昔懐かしい定番モノから、ほかのお店とは一味違う変わり種まで、幅広く取り揃えているパン屋さん。
美味しい生地作りにこだわっており、パン生地に並々ならぬ計算と手間を尽くしています。
人気商品は、じっくり煮込んだ特製カレーを包み込んだ「カレーパン」。
カレーに入っている牛肉は、大正浪漫夢通りの「十一屋肉店」から仕入れているそうです。
NANTSUKA BAKERY
西武新宿線「南大塚駅」北口すぐそばのパン屋さん。
川越市役所そばのコーヒーショップ「glin coffee」にコッペパンを卸しています。
店内全てのパンに埼玉県産小麦ハナマンテンを使用。
味わい深いパンが揃っています。
パンのかほり
粉の配合や製法にこだわり、カスタードクリームやジャム、カレーフィリングなどの具材も全て手作りのものを使用。
本店のほか、JAあぐれっしゅやJA伊佐沼直売所でも購入できます。
パン工房 クローバー
第1回パンマルシェからずっと参加している常連さん。
新河岸駅のすぐそば、屋根に描かれたクローバーのイラストが目印のパン屋さんです。
クロワッサンや米粉パンが人気。
BREADMAN
洋食出身の店主が作る総菜パンはどれも絶品!
パンの中に入っているカレーやミートソース、メンチカツは、それ自体がひとつの料理としてしっかり完成していて、単体で食べても美味しいです。
クリーム系のパンが特におすすめ。
カフェ&ベーカリー どんなときも
ウエスタ川越の1階にある、社会福祉法人皆の郷が運営しているパン屋さん。
どんなときも 美味しいパンを!
どんなときも 障害のある人が主人公で働ける場を!
どんなときも 障害のある仲間が集える場を!
がお店のモットー。
毎日のように近隣の会社や公共施設などへ販売に赴いているそうです。
販売しているパンはどれも本格的で美味しく、私もウエスタ川越へ寄ったときはよくイートインスペースを利用しています。
出典:どんなときも公式サイト
ときもの焼き印が入った「プレミアムときもあんぱん」(小倉あん+ホイップクリーム)が可愛いです。
川越ベーカリー楽楽
川越でパン屋さんといえばこのお店。
お味噌のパンで有名ですが、最近はフレンチトーストの人気も凄いみたいです。
今回のパンマルシェでは目玉商品として「メロンパンドーナツのジェラートサンド」を用意していました。
カロリーは…、考えてはいけませんね。
BurgerCafe honohono
名前の通り、ハンバーガーの専門店。
おしゃれで肉肉しいバーガーが男女問わず人気を集めています。
今回のパンマルシェでは、長蛇の列ができていました。
この光景に釣られて、パンマルシェに参加する観光客も多かったです。
UPPER EAST SIDE
ハンバーガーに負けず劣らずの人気を集めていたのが、UPPER EAST SIDEのホットドッグ。
ワインやカクテルも扱っていたためか、男性客が多かったです。
ホットドッグは、サクサクモチモチのソフトフランスパンに、ぷりぷりジューシーなソーセージをサンド。
暑い日にかぶりつきたくなる一本です。
ちびっ子に超人気!親子で楽しむ棒パンBBQ
会場内のちびっ子たちに大人気だった企画、棒パンBBQ。
自分で発酵させて、自分で生地をこねて、自分で棒に巻き付けて作ったパンに、子どもたちは大興奮でした。
炭火でじっくりと焼き上げたパンは、モチモチしっとり。
みんな夢中になって食べていました。
投票で決める、「2017みんなが選ぶ 川越食パン大賞」
食パン番付。今回のメインイベントのひとつです。
参加者が川越パン連合10店舗の食パンを食べ比べ、自分が一番気に入ったものに投票するというシステム。
もちろん私も参加してきました。
受付で200円を払い、投票用紙と食パンを受け取りました。
どのパンがどの店のものなのか、一切分からない仕組みになっています。
しかし、このタイミングで気が付きましたが、この量の食パンを何を付けずに一人で食べるのは辛いですね…。
まわりの家族連れは凄く楽しそうでした。
意地で間食。
投票用紙に番号を書いて係の人に渡すと、「この番号のお店の情報です」とショップカードを手渡されます。
ちょっとドキドキです。
中に入っている紙を取り出してみると…
「パン工房 クローバー」さんのカードが入っていました!
どうやら私は、クローバーさんに投票したようです。
この後、クローバーさんの出店で食パンを購入。
夫も「美味しい!」と喜んで食べていました。
川越食パン大賞の結果
なんとグランプリに輝いたのは、「パン工房 クローバー」さんの食パンでした!
この食パンだけ明らかに味が違ったのをよく覚えています。
水分が多めなのか、何も付けなくても食べやすく、ミミまでしっとりしていました。
トーストするのがもったいない、そのまま食べたい食パンです。
埼玉県産小麦「ハナマンテン」のパンを知る・食べる・楽しむ
あまり知られていませんが(県民ですらあまり認識していませんが)、実は埼玉県は麦の主要な生産県のひとつなんです。
地元埼玉県産パン用小麦「ハナマンテン(華漫天)」の展示販売コーナー。
つどい処(展示蔵)に設営されていました。
川越市内のパン屋さん10店舗による、ハナマンテンを使ったパンの販売ブース。
各店1~2種類のパンを用意していました。
こちらは埼玉県産小麦を製粉している「前田食品」による、小麦の販売ブース。
タッパーには製粉前の小麦が入っています。
こうして並べてみると分かりますが、種類によって色や形が違うんですね。
自分で作れる!「川越を食べよう!~ご当地コッペパン」
メインイベントその2。
埼玉産ハナマンテンで作ったコッペパンに具材を挟み、自分だけのオリジナルコッペを作れる企画です。
「え、あれって子ども向けのお店でしょ?」と敬遠している人たちもいましたが、むしろ大人の方が夢中になっていました。
親子で参加しつつ、子どもそっちのけで集中するパパの姿も…。
受付でコッペパンを1つ受け取り、テントの中へと進みます。
まずはベース具材を1種類選択。
ラインアップは、木下製餡所の「こしあん」、パティスリーサトの「赤い果実のベリージャム」、デイリースタンドコポリの「さつまいもクリーム」。
今回はベリージャムにしました。
このジャムが凄く美味しかったです!
ベリーの味が濃厚で甘さ控えめ。香りも華やかで、ホイップクリームとの相性が抜群でした。
次にメインの具材を選びます。
みかんや白桃、パイナップルといった定番モノから、バナナチップ、団子などの変わり種まで。
無難にみかんにしました。
甘ったるいものは苦手なのです…。
最後にホイップクリームの袋を渡され、準備万端。
コッペパンに具材とクリームを挟んで仕上げていきます。
…さて、私のコッペパンは見た目がちょっと残念になってしまったので、上手に作れていた小学生女子のパンの写真をお見せしますね!
川越のパンマルシェは、毎年少しずつ参加者が増えてきているような気がします。
2018年以降は、もっと盛り上がるのではないでしょうか。