川越といえば歴史を感じられる蔵造りの街並みを連想しますよね。写真映えスポットも多いため、若い世代からも人気のある観光地です。
最近そんな川越の街に、新たなおしゃれスポットができたのをご存じでしょうか?
それが今回ご紹介する「glanta(glänta)川越 蔵のまち店」です。
オーダーリングを販売しているglanta川越 蔵のまち店では、自分でリングを作れるワークショップを開催しています。
川越観光の思い出に、世界に一つだけの手作りリングを作ってみてはいかがですか?
ライター:茂木たまこ
目次
工房&アクセサリーショップ glanta(グレンタ)川越 蔵のまち店
glantaは手作りのオーダーリングを販売している工房兼アクセサリーショップです。
吉祥寺・鎌倉・京都につづき、2020年に川越1号店となる「glanta川越 鐘つき通り店」をオープン。そして翌年2021年10月に川越2号店となる「蔵のまち店」をオープンしました。
蔵のまち店があるのは、川越のメイン通りである川越一番街。本川越駅から徒歩15分ほどでアクセスできます。
赤いレンガ造りの外観。モダンな雰囲気を纏いながらも歴史的な川越の街並みによく馴染んでいます。
店頭に飾られたリングは、思わず足を止めて見入ってしまう美しさ!
写真映えするおしゃれな店内
平日にお邪魔したにも関わらず、店内にはお客さんが溢れていました!
白を基調とした店内はモダンでシックな雰囲気。所々に取り入れられた和テイストの小物が“川越”を感じさせてくれます。
蔵のまち店は、1階がglantaの店舗。2、3階には手作りの結婚・婚約指輪を取り扱う工房「CRAFY(クラフィー)」が併設されています。
CRAFYでは川越の街並みを堪能しながら、結婚・婚約指輪の制作ができますよ!
glanta川越・蔵のまち店で指輪作りに挑戦!
1階の店舗から奥に続く通路を進んでいくと、今回リング作りを体験する工房が見えてきました。
天窓からやわらかな光が差し込み、美しく特別感のある工房。並べられた工具までおしゃれに見えます!
この非日常的な空間で、リング作りを体験していきます。
glanta川越 蔵のまち店の手作りリング体験プラン概要
glanta川越 蔵のまち店の手作りリング体験プランの料金は、全て材料費込みです。金額はリングの幅によって異なります。
リング(シルバー)幅 | 金額(税込) |
2mm | 4,180円 |
2.5mm | 4,950円 |
3mm | 6,050円 |
5mm | 9,350円 |
7mm | 11,000円 |
ネット予約は前日まで。当日は店舗に直接電話して、空きがあれば予約可能です。
リングのデザインを選ぼう
今回私は友人と2人で参加してきました!
まず最初に、サンプルの中から今日作るリングのデザインを決定します。
2、3mmのリングはさりげなくつけられるので普段使いにもぴったり。より存在感のあるリングを作りたければ7mmくらいの幅もおすすめです。
選べるリングの形状は、「丸みがあるかまぼこ型の甲丸リング」「丸みのない平打リング」の2種類。
また無料でリングの内側に好きな文字を彫ってもらえるので、最初の段階で刻印する文字も決めておきます。
さらにリングの模様、サイズ、仕上げを選び終わったら制作スタートです。
私は2mmの甲丸リング。友人は2,5mmの平打ちリングを作ることに。
エプロンを付けて早速リング作りに入っていきます。
リング作りスタート!
制作時にお借りしたエプロンがとっても可愛かったです!エプロンを付けただけで、ちょっぴり職人気分を味わえますよ。
デザインや大きさが決まったら、リングの素材を渡されます。
こちらがリングの原型。最初は楕円の形をしているんですね。
焼きなまし
原型のシルバーは非常に硬く、このままでは加工することができません。
そのためまずは熱を加えてシルバーを柔らかくする「焼きなまし」という作業を行います。
渡されたバーナーで炙っていくと……。
だんだんシルバーが赤くなってきました!
充分に火が入ったら、スタッフさんがストップと言ってくれるので安心です。
水で冷やして取り出すと、シルバーが黒くなっていました。
バーナーで炙るとシルバーが酸化して黒く変色してしまうそうです。
そのため次はやすりを使って黒ずみを落としていきます!
汚れを落としてリング磨き
スタッフさん曰く、この汚れ落としがリングの仕上がりを左右する重要な作業とのこと。
紙やすりで大まかに汚れを落としたあとは、機械を使ってより念入りにリングを磨いていきます。
磨いて磨いて……。
ピカピカになりました!
リングの成型
ついにリングの成型に入っていきます。
使うのは号数が刻まれた鉄の棒と木槌。棒にリングを通してまんべんなく木槌で叩いていきます。
少し指で引っ張りながら叩くと、あっという間にリングが大きくなってきました!
自分が作りたい号数のひとつ手前のサイズになったら一旦ストップ。
棒から外してみると、楕円だったリングの形がきれいな真円になっていました。
模様付け
続いて道具を変えて、リングに模様をつけていきます。
今回選んだのは、金槌で叩いた時にできる模様を活かした「槌目」と呼ばれるデザインです。
槌目模様を付けていくのに使う金槌は、先ほどまで使っていた木槌よりもずっしり重め。
垂直に振り下ろすイメージで、模様を1つずつ打ち付けていきます。
まんべんなく模様が付き、自分の指のサイズまでリングが広がったら、実際に指にはめてサイズの微調整をしていきます。
緊張の仕上げ作業
いよいよ仕上げの作業です!リングの表面を加工して質感を決めます。
加工の方法は、リングがキラキラ輝く「アンティーク」と、つやつやになる「鏡面」、そして艶を抑えた仕上がりになる「マット」の3種類。好きなものを選べます。
私はアンティークを選択しました。
針金のついたブラシでリングの表面に傷を付けていきます。こうすることで、光が反射してキラキラ輝いて見えるそうです。
失敗できない作業なので緊張……!
そして完成品がこちら!内側の汚れを磨いてもらってピカピカになりました!
記念の文字を刻んでもらえる!
ここからはスタッフさんにお渡しして、最初に決めた刻印をほどこしてもらいます。
希望があれば製作時にできた歪みも調整してもらえますよ!今回はハンドメイドの味を活かすために歪みはそのままにしてみました。
刻印はスタッフさんが専用の機械を使って手動で彫ってくれます。最近はレーザーで彫る工房も多いので、手彫りはレアだそう。機械も可愛いです!
今回私は日付をお願いしました。
数字だけでなくアルファベットも刻めるので、カップルならお互いの名前を刻んだりしても素敵ですね!
ついに完成!世界に1つのオリジナルリング!
1から自分で作り上げただけに、愛着もひとしお。ずっと眺めていたくなります。
シンプルかつ上品で、普段使いにも重宝しそう。大満足の仕上がりになりました!
ワークショップの感想レビューを書くと、素敵なリングケースがもらえるのも嬉しいポイントです。
レビューはスマホから1分程度で投稿できるので、ぜひ書いてみてくださいね!
友人と楽しみながら、1時間ちょっとで完成させることができました。
なかには45分ほどで完成する方もいるそうですよ!
その場でオーダーできる美しいアクセサリー「My Ring」
glanta川越 蔵のまち店には、職人にその場でオリジナルリングを作ってもらえる「My Ring」というサービスもあります。
店内に並ぶサンプルの中から好きなデザイン・素材を選ぶだけで、自分だけのオーダーメイドリングを作ってもらえますよ。
所要時間は1本あたり5~10分程度。リングを打つカンカンカンという心地よいリズムにうっとりしているうちに完成してしまいます!
さらに蔵のまち店から徒歩2分程度の場所にあるglanta川越 鐘つき通り店では、リング以外にもイヤーカフやバングルといった手作りアクセサリーが購入できます。
川越のシンボルである「時の鐘」の通りに位置する鐘つき通り店。蔵のまち店と同じく、洗練された美しい店構えが印象的です。
店内にはシンプルながら存在感のあるアクセサリーが並んでいます。
ワークショップの後は、鐘つき通り店まで足を伸ばしてみるのもおすすめですよ。
鐘つき通り店
glanta川越の手作りリング体験で世界に1つだけの思い出を持ち帰ろう
glanta川越の手作りリング体験は、自分だけのオリジナルリングが手に入るだけでなく、特別な思い出を作れるのが魅力です。
本格的なリング作りはどこでも体験できるものではありません。
友人、家族、そして恋人同士。特別な体験を大切な人と共有することで、より一層強く思い出に残ること間違いなし!
きっとglanta川越で作ったリングをつけるたびに、作成時の楽しいひと時、そして川越の美しい街並みを思い出せることでしょう。
川越を訪れた際には、ぜひglanta川越で世界に1つだけの特別な思い出を持ち帰ってくださいね!
glanta川越 蔵のまち店へのアクセス
・本川越駅より徒歩13分