毎年の恒例行事「つるし雛とおひなさま展」。今年は5つの会場で開催されました。
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「つるし雛」とは
つるし雛の起源には諸説ありますが、「江戸時代後期から伊豆稲取地方を中心に広まった風習」という説が有力です。
当時はとても高価だった雛人形。
一般家庭には手を出せる代物ではなかったため、雛人形の代わりに布で小さな人形を作り、子どもの成長や幸せを願っていたそうです。
つるし雛には様々な種類の人形がありますが、これには「子どもが衣食住に困らない様に」という願いが込められています。
川越市「つるし雛とおひなさま展」とは
主催:蔵乃茶屋かくれんぼ
後援:小江戸川越観光協会(公社)
による、雛人形の展示イベントです。
イベントは毎年1月中旬~3月初旬まで開催されています。
年によって会場は少しずつ変わるものの、毎年好評を博している様です。
公益社団法人 小江戸川越観光協会公式サイト(2016年度の情報)
2016年度は1/29~3/8まで開催されています。
会場は南側から「鈴木家」、「クローバープラス」、「蔵乃茶屋かくれんぼ」、「仲町観光案内所」、「川越まつり会館」の5ヶ所です。
鈴木家
タイプ:つるし雛
鈴木さん家の中を外から覗くスタイルになります。
事情を知らないドライバー達から、不審者を見る目で見られました。
アクセス
クローバープラス
タイプ:押絵羽子板etc
「クローバープラス」はハンドメイド雑貨の展示スペースです。
店内には色々な作家さんの可愛らしい作品が、所狭しと並べられています。
お客さんの中には何万円単位で購入していく人もいるとか。
アクセス
蔵乃茶屋かくれんぼ
タイプ:つるし雛・パッチワーク
蔵乃茶屋かくれんぼでは、アート作品の展示スペースを提供しています。
つるし雛の人形には、それぞれ意味があります。
その一部をご紹介します。
つるし雛の意味と云われ
アクセス
仲町観光案内所
タイプ:つるし雛・おひなさま
享保雛。
1716年~1735年。
第8代将軍 徳川吉宗公の頃に作られた雛人形。
古今雛。
1764年~1772年。
第10代将軍 徳川家治公の頃に作られた雛人形。
現地ではあまり差を感じませんでしたが、写真で見比べてみると結構違うんですね。
アクセス
川越まつり会館
タイプ:つるし雛
つるし雛は入り口奥にあります。
会館内の見学は有料ですが、つるし雛を見るだけであれば無料です。
受付で「つるし雛を見に来た」と伝えればOKです。
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川越まつりの裏事情がわかる郷土博物館!川越まつり会館
アクセス
【おまけ】蔵里 明治蔵
階段部分に雛壇を発見しました。
アクセス
「蔵里って何?」という方はこちらの記事をご覧ください。
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