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埼玉35蔵の地酒を利き酒!小江戸蔵里 昭和蔵ききざけ処で角打ち

投稿日:2018年3月10日 更新日:

2018年3月10日、川越市産業観光館「小江戸蔵里」の昭和蔵がリニューアルされ、埼玉県内の地酒を自由に試飲できる施設が誕生しました。とても楽しい施設ですが、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね!

「とにかくシステムだけ知りたい!」という方はこちら

県内初!自治体による地酒PR施設「ききざけ処」

18年3月10日、川越市産業観光館「小江戸蔵里」内にある昭和蔵「くら市場」がリニューアルオープン。
埼玉県内の全酒蔵の銘酒が一堂に会する、「ききざけ処」として生まれ変わりました。
このような施設が自治体によって設けられたのは、県内初の試みです。

施設内には、自由に地酒の飲み比べができるようコイン式自動販売機が設置されたほか、川越産を中心とした発酵食品を取りそろえる「発酵ばるコーナー」、酒器・化粧品・入浴剤といった酒関連グッズを販売するお土産コーナーなどが設けられています。
また、甘酒やソフトクリームなども販売されているので、アルコールが飲めない方でも楽しめます。

開店前のオープニングセレモニーでは市長さんの挨拶も。

「小江戸蔵里」とは?

小江戸蔵里は、明治8年創業の旧鏡山酒造の建物を改修・再利用した、市の産業観光施設です。
敷地内には国の登録有形文化財に指定されている3つの蔵があり、それぞれ

  • 明治蔵:明治時代に建てられた蔵。お土産処。
  • 大正蔵:大正時代に建てられた蔵。まかない(お食事)処。
  • 昭和蔵:昭和時代に建てられた蔵。元くら市場(地場産野菜の販売など)。

と呼ばれています。

このうち、昭和蔵が「ききざけ処」としてリニューアルされました。

実は日本屈指の酒処だった埼玉県

県民にすら知られていませんが、埼玉県は全国でも5本の指に入る酒処です。
毎年公開される清酒の出荷量ランキングでは、秋田県と競り合っているレベル。
年度によっては秋田を抜くこともあるほどです。

小江戸蔵里「ききざけ処」は、そんな埼玉の日本酒文化をより多くの人に広めるべく誕生しました。
飲みすぎは厳禁ですが、色々な地酒を飲み比べてみて、「埼玉にもこんなに美味しいお酒があるんだ」ということを知ってもらえたら、一県民として嬉しいです。

ききざけ処のシステムをざっくり説明

施設内では専用のメダルを使用します。
お土産の購入以外では、現金は使用しません。

  1. まずは、「のみくらべ用 メダル販売機(500円硬貨専用)」でメダルを購入しましょう。
    500円玉1枚で、メダル4枚と交換できます。
    500円玉がない場合は、すぐ隣にある両替機で、1,000円札を500円玉×2枚に両替してください。
    2,000円札以上は、「お会計」コーナーで両替してもらえます。
  2. メダル販売機の隣に置かれているケースから、おちょこを1つ取りましょう。
  3. 利き酒自販機にメダル1枚を投入して、所定の位置におちょこをセット。
    好きな日本酒のボタンを押します。
  4. おちょこにお酒が注がれたら、静かに取り出してください。
  5. おつまみ類は、カウンターを挟んで反対側にある売店で購入できます。
    おつまみ1品につき、メダル1枚~3枚が必要です。
  6. メダルが残ってしまった場合は、売店で水やおせんべい(メダル1枚相当)と交換して消費してください。

メダルに関することだけをまとめてみました。

  • 500円玉でメダル4枚を入手。
  • 日本酒1杯につきメダル1枚を使用。
  • おつまみ類はメダル1~3枚が必要。
  • メダルが余った場合は、持ち帰れるものと交換する。

…つまり、500円で

  • 日本酒4杯が飲める もしくは
  • 日本酒2杯+おつまみ類1品を楽しめる(おつまみ類の額によって変動します)

という計算になります!
ただし、コインは何回でも購入できるので、実際はもっと色々な楽しみ方が可能です。

ききざけ処はこんなところ

オープン初日の様子です。
ちなみに私は一般客第1号になってしまいました。

玄関にも注目!


玄関口には各酒蔵のパンフレットがありました。
英語版も用意されているので、海外から来た方でも埼玉の酒文化を学べます。


反対側には酒樽の山が。
記念撮影スポットとしてもおすすめです。


間仕切りのデザインが独特でした。

間仕切りの黒い部分には、地酒が置かれています。

利き酒を楽しもう!


「のみくらべ用 メダル販売機」。
500円硬貨1枚で、メダル4枚と交換可能です。

ききざけ処では、このメダルが通貨となります。


メダルを入手したら、おちょこを1つ手に取ります。


これが利き酒用のコイン式自動販売機です。
全部で4台(1台につき10銘柄×40銘柄)あるので、好みの地酒がセットされているマシンを探しましょう。


コイン投入口にメダルを1枚投入。
自販機のお酒は一律メダル1枚です。


投入口のすぐ下にある扉を開き、おちょこをセット。


緑色のボタンを押せば、おちょこに日本酒が注がれます。


おちょこになみなみと注がれる日本酒。
こぼしそうだったので、自販機から取り出した直後、一口だけ飲んでしまいました。


おしゃれなテーブル。
グループで飲むのにおすすめです。

広々としたカウンターもあります。


カウンター席に置かれている塩の桝。
これはよろしくないですね!
塩だけでお酒を飲めるおじちゃん達が、とても喜んでいました。


オープン初日の一番人気、横関酒造(美里町)の「天仁 大吟醸」。
おちょこ1杯とはいえ、大吟醸が125円相当で飲めるのはかなりお得ですよね。

ちょっと良い地酒は売店で提供

地酒を楽しめるのは、自販機だけではありません。
おつまみを販売している売店でも地酒を扱っているのです。


扱う銘柄は月替わり。
今回は金紋世界鷹 大吟醸(メダル3枚)をいただきました。
うーん、やっぱり飲みやすい!

おつまみ・甘味・ノンアルコール飲料は売店で

売店では、埼玉県産野菜を使ったおつまみやソフトクリーム、水・甘酒などのノンアルコール飲料をメダルと交換することができます。


おつまみ類。
にんじんのマリネ・かぶの酢の物・もろきゅう(きゅうり・おなめ)です。
1皿につきメダル2枚で購入できます。


甘味も本格的!
松本醤油の醤油を使ったみたらしアイスクリーム(「ソフトクリーム しょうゆ」、メダル3枚)です。
店員さんから渡されたとき、「アイス部分が少ない…」と思ってしまったのですが、コーンの一番下までぎっちりと入っていたので、とても食べ応えがありました。

松本醤油について

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メダル1枚で購入できるプリントせんべい。
お土産や記念に最適です。

気に入った地酒はお土産に


お土産として地酒を買って帰ることが可能です。
日本酒のほか、埼玉県産の梅酒やゆず酒などの果実酒も販売していました。


「とりあえず色々な種類の地酒が飲みたい」という方におすすめの詰め合わせセット「彩の国 地酒 プレミアム5 FIVE」。
人気の銘柄が揃っています。


清算は「お会計」コーナーで。
ここでは現金を使います。

地酒以外のお土産は「発酵バル」で

「発酵バル」コーナーでは、埼玉県産の発酵食品を買うことができます。


県内産の醤油や、関連商品が勢揃い。


味噌や醤油漬けのお漬物も豊富です。

お菓子類もいっぱい!

これらはいずれもお土産品なので、「お会計」コーナーで清算することになります。
また、このコーナーで購入したものをききざけ処の建物内で開封して食べるのはNGとのことでした。
建物外のベンチで食べるのは、もちろんOKです!

飲食物以外のお土産も充実

お土産アイテムは地酒や発酵食品だけではありません。


川越市の「陶舗やまわ」や「glass Art Blue Moon」などで作られたぐい飲み。

さすがに高いですが、どれも素敵でした。


川越の伝統的な織物「川越唐桟」グッズ。
こちらもいつ見ても素敵です…。

唐桟で包まれた酒瓶。
クールすぎますね!
海外の方が絶対に喜ぶラッピングだと思います。

包み方も解説されているのですが…、自分でできる気がしません。


文楽酒造(上尾市)の文楽を使ったアロマ入浴剤。
日本酒には、お肌のケアに欠かせない成分が豊富に含まれているといわれています。


こちらは松岡醸造(小川町)の帝松から作られた乳液・石鹸・化粧水。
日本酒でできているとは思えないほど、可愛らしいデザインです。

迷ったときのおすすめの1杯

「40種もあると、何を飲めば良いのかわからない…」という方は多いと思います。
そこで、特に人気のある銘柄をまとめてみました。
いずれもききざけ処で試飲が可能なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 金紋世界鷹(小山本家酒造/さいたま市)
  • 琵琶のささ浪(浅原酒造/毛呂山町)
  • 小江戸(小江戸鏡山酒造/川越市)
  • 天覧山(五十嵐酒造/飯能市)
  • 帝松(松岡醸造/小川町)
  • 秩父錦(八尾本店/秩父市)
  • 亀甲花菱(清水酒造/加須市)
  • 神亀(神亀酒造/蓮田市)
  • 寒梅(寒梅酒造/久喜市)

女性や「正直、日本酒はあまり得意ではないんだけど、付き合いで来てしまった…」という方には、「ワイン酵母仕込み ARROZ(アロス)」がおすすめ。
日本酒というより白ワインに近い味わいで、とてもフルーティです。

「鏡山を飲んでみたい!」という方は明治蔵の角打ちコーナーへ

川越を代表する地酒「鏡山」。
しかし残念ながら、昭和蔵ききざけ処ではこのお酒を飲むことができません。
(ききざけ処にある小江戸鏡山酒造のお酒は、「小江戸」「時の鐘」のみ)

もし、どうしても鏡山を飲みたい場合は、明治蔵(お土産処)にある「小江戸鏡山酒造」のコーナーへ行ってみてください。

こちらでは鏡山の角打ちをすることができます。
お気に入りの味が見つかったら、ぜひ1本お土産に買っていきましょう!

アクセス・営業時間

JR・東武東武東上線「川越駅」 徒歩15分
西武新宿線「本川越駅」 徒歩3分

営業時間 11:00~19:00

ラストオーダー なし
店員さんにラストオーダーについて確認したところ、
「特に時間は決めていないので、ギリギリの時間まで注文できます。
ただし、生もののおつまみは『多めに用意して明日にまわす』ということができないため、夜には品切れになってしまうかもしれません」
とのことでした。

両国「東京商店」でも角打ちしてきました

実はお隣の都、東京都墨田区の両国にも似たような施設があります。
場所は、JR両国駅のすぐ隣(大昔、はなの舞があった場所)、「-両国- 江戸NOREN」内の「東京商店」です。


こちらでは、東京10蔵の地酒30種を提供しています。
値段は、おちょこ1杯につき200円~400円。
蔵里のききざけ処は一律1杯125円相当なので、コスパは川越の方が良いですね。


日本酒だけでなく、ビールサーバーも設置されていました。
売店では東京で作られている様々な調味料や加工食品を販売しています。


テーブルのデザインもなかなか粋。
酒樽がはめ込まれていました。


東京の地酒といえば、やはり澤乃井でしょう。
(個人的な好みですが…)
澤乃井は他のお客さんたちにも人気でした。


おつまみも種類豊富。
このほか、築地で仕入れた魚介類や、明治創業の蕎麦屋・日本橋「やぶ久」の「そばみそ」などもありました。
一方、野菜類は少なめ。
23区内にも良質な地場産野菜やブランド野菜はあるはずなのですが…。


熱燗を作れる装置もありました。
おちょこに入っている酒を“ちろり”に移し、取っ手を装置のフチに引っ掛けて温めます。

専用の温度計を差し込んで、酒の温まり具合をチェック。
近くに貼られていた目安表によると、40度でぬる燗、50度で熱燗、55度を超えたらアツアツの“飛び切り燗”だそうです。

…友人と雑談をしていたら、あっという間に60度近くになっていました。
意外と早く温まるので要注意です!

この熱燗システムは、ぜひ川越でも導入して欲しいと思っています。
神亀をはじめ、「熱燗こそ至高!」という地酒がたくさんあったので、施設内でお燗の味をチェックできないのはもったいないなと感じました。

 

埼玉の銘酒40種を飲み比べられる施設、小江戸蔵里 ききざけ処。
やはり飲みすぎはNGですが、埼玉の日本酒文化を気軽に学べる、とても良い施設だと思います。
川越観光の途中に、ぶらっと気軽に立ち寄ってみてくださいね!

富築(水先)

埼玉県と美味しいもの・可愛いものが大好きなwebライター。川越在住。
蔵の町周辺をよくぶらついています。
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